2014年1月23日、スペインのマラガで、同国のフェルナンド・セバスティアン枢機卿のホモフォビックな発言にキスで抗議する集まりが開かれました。
詳細は以下。
SheWired - PHOTOS: Spanish Women Make Out to Protest Religious Homophobia
セバスティアン枢機卿は、2014年1月13日、ローマ法王によって新しく任命された枢機卿19人のうちのひとり。1月25日にスペイン語新聞「Diaro Sur」で、同性愛は高血圧と同じような「身体的」欠陥であり治療可能と発言したことから、内外の批判を浴びています。
今回のキス・インは、The Rainbow Federationという団体が企画したもの。SheWiredでは女性参加者の写真が多く取り上げられていますが、男性参加者ももちろんいます。YouTubeで動画も見つけたので、合わせてごらんください。
Ante la homofobia del cardenal... ¡Besada en la ...
23E Ante la homofobia del cardenal, besada en la ...
両方の動画のタイトルに"¡Besada en la catedral!"とありますが、日本語にするとこれは「大聖堂(カテドラル)でキスしちゃえ!」の意。kaosenlared.netによるとこのキス・インは実際マラガの大聖堂(16世紀から18世紀にかけてつくられた、それはそれは壮大な建造物です)および聖公会宮殿でおこなわれたのだそうで、参加したカップルは15組だったとのこと。同サイトによると、The Rainbow Federationはセバスティアン枢機卿の発言を「同性愛嫌悪への深刻な扇動」として非難し、謝罪を求めているとのことです。
スペインってもはや同性婚もできる国なのに、カトリックとの戦いはまだまだ続くんですねえ。バチカンは児童性虐待については最近ようやく重い腰を上げたみたいですけど、ゲイへの誤解や憎悪に対処できるようになるのはいったいあと何百年先なんでしょうか。