石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

エレン・ペイジが同性愛者としてカミングアウト(追記:スピーチ動画を追加しました)

Happy VD Box Top
Happy VD Box Top / srqpix

アカデミー賞ノミネート女優のエレン・ペイジが、2014年2月14日、米人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(Human Rights Campaign、略称はHRC)のカンファレンスでレズビアンとしてカミングアウトしました。

詳細は以下。

Ellen Page Comes Out At Human Rights Campaign Conference | Out Magazine

以下、Out Magazineから、彼女がカンファレンスでおこなったスピーチの部分をちょっと引用してみます。

「わたしが今日ここにいるのは同性愛者だからです……そして、おそらく他の人たちがもっと楽に過ごせるようになるよう手助けすることができるからです」と、アカデミー賞にノミネートされた女優は述べた。「隠れていることにはうんざりなんです」

"I am here today because I am gay ... And maybe I can help others to have an easier time," the Oscar-nominated actress said. "I am tired of hiding."

「同性愛者だと知られるのが怖くて何年も苦しみました。今日わたしはその痛みを越えて、ここであなた方の横に並んでいます……わたしをインスパイアしてくれてありがとう。希望をくれてありがとう。ハッピー・バレンタインズ・デイ」

"I suffered for years because I was scared to be out. And I am standing here today with all of you on the other side of that pain ... Thank you for inspiring me. Thank you for giving me hope. Happy Valentine's Day."

(追記)YouTubeにスピーチの動画も上がっていたので、貼っておきます。


Ellen Page Joins HRCF's Time to Thrive ...

このカミングアウトに対し、HRCは以下のようにツイートしています。

ざっくり訳すと「エレン・ペイジ、堂々と生き、レズビアンとしてカミングアウトするためのステップを踏んだことにおめでとうを言います」てなところでしょうか。

それに対するエレン・ペイジ本人のツイートはこちら。

訳すと、「HRCと皆さんがくださったすべての愛と支持に感謝します」。

エレン・ペイジってもともと好きな女優さんだっただけに、なんだか嬉しいです。そうかー、やっぱりゲイダーが反応してたのかー。なお、個人的に特に好きな出演作は以下の2本。

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こうなってくると、ジュリアン・ムーアと同性カップル役で出演するという新作映画『Freeheld』もいっそう楽しみです。これは2007年にアカデミー短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した同名作品を元にした映画で、ストーリーは、「肺がんで余命宣告されたニュージャージー州の女性警官が、同性パートナーに遺族年金を残すために戦う」というもの。その女性警官をジュリアン・ムーアが、パートナーをエレン・ペイジが演じるというわけ。公開日はまだ未定らしいのですが、たとえ日本でやらなくてもDVDで必ず見るつもりです。