石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

エストニア、シビルパートナーシップ法制定に向け前進中

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ヨーロッパ北東部のエストニアで、早ければ2014年7月にシビルパートナーシップ制度ができる可能性があるそうです。同国での非婚カップル増加に応じて2011年に法案が提出されており、同性・異性カップルの両方がこの制度の対象となる予定とのこと。

詳細は以下。

Estonia moving forward with gay and straight civil partnerships bill | Gay Star News

2011年の人口調査によると、エストニアの15歳以上のうち結婚しているのは34.5%だけで、非婚カップルが15.6%だったのだそうです。この調査結果を受けてシビルパートナー法案が提出され、超党派の議員グループが立法化に向けて取り組んできたとのこと。

エストニアはバルト諸国でもっともLGBTの権利に関して進歩的な国で、エストニア改革党、エストニア中央党、社会民主党は、同性カップルをシビルパートナー法の対象に含めることに賛成しています。一方、祖国共和連合は同性カップルの権利を認めることには反対なものの、結婚していないカップルから生まれた子供の権利を確保する必要性ははっきりと認めているそうです。

シビルパートナー制度どころか夫婦別姓すら認めず、婚外子差別も続ける気まんまんの与党議員が跳梁跋扈している極東の某国より、この旧ソ連圏の国の方がはるかに先を行っているようですね。法案が無事立法化され、エストニアの同性カップル(いや異性もだけど)が安心して暮らせるようになるよう祈っています。