石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

チリ上院、同性婚法案を可決

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2021年7月21日、チリの上院が同性婚法案を可決。政府は2022年3月までにこの法律を発行させたいと考えているとのこと。

詳細は以下。

elpais.com

この法案は、2017年にミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)大統領(当時)が議会に送っていたもの。端的に言うと現行の民法から結婚を男女間のものとする表現を削除するという内容のものなんですが、成立すれば同性カップルにも異性カップルと同じ養子縁組の権利が認められるということから、保守派に抵抗されていたんだそうです。で、その後ずっと塩漬け状態だった同法案が、今回やっと可決されたというわけ。LGBT活動家らは、これが同性婚実現までの最後から二つ目のステップ(最後のステップは下院での可決)となることを期待しているそうです。

チリ、ホモフォビアやトランスフォビアから来るヘイトクライムもあるけど、2015年には異性間でも同性間でも使えるシビルユニオン制度を法制化していて、2020年にはふたりパパ家庭ふたりママ家庭を認めたりもしてるんですよね。口先でだけ多様性がどうのこうのちゃらちゃら言ってLGBTウォッシングをはかりつつ、法的にはシビルユニオン(あるいは同性パートナーシップ制度)はおろか異性婚での選択的夫婦別姓さえ認めないどっかの国とどっちがマシだろうかと真剣に考えちゃったわ。