英国のパフォーマーでアクティヴィストのオリー・パイク(英国のパフォーマーでアクティヴィストのオリー・パイク氏が発表した短編アニメ『ジェイミー―トランスジェンダーのおとぎ話』("Jamie - A Transgender Fairytale")がすごくおもしろいです。いろんな意味で新しいの。)氏が発表した短編アニメ『ジェイミー―トランスジェンダーのおとぎ話』("Jamie - A Transgender Fairytale")がすごくおもしろいです。いろんな意味で新しいの。
詳細は以下。
Adorable new fairy tale gives Cinderella a transgender twist (VIDEO) · PinkNews
この『ジェイミー』はシンデレラを下敷きにしたお話なんですが、設定からしてユニーク。まず、主人公のジェイミーは手先が器用で、物を作ったり直したりするのが得意な子。意地悪な姉ならぬ兄たちからこき使われて、家事はもちろんバイクや車の修理もやらされています。妖精の教母様はなぜか最初から兄たちだけの味方で、ジェイミーには一瞥もくれません。やがて舞踏会の招待状が来て、兄たちは妖精の力で美しく着飾り、お城へ。魔法の助けがないジェイミーは、あることをして無事舞踏会にかけつけ、お姫さまの愛を得るのでした。
ネタバレ防止のため、ジェイミーが具体的に何をしたかについては伏せておきますが、舞踏会での名台詞だけ訳しておきますね。
魔法? 妖精の教母様? ぼくはぼくでしかないよ。
Magic? Fairy godmother? why, this is just me.
単にたくさん努力して、友達に少し助けてもらっただけだよ。
Just a lot of hard work and some help from my friends.
一般的なシンデレラって、「足が小さくて、美人で、毎日身を粉にして家事をしていれば、いつか王子様に幸せにしてもらえるのだ」っていう、ルッキズムとセクシズム満載のお話なんですよね。物語としては面白いんだけど、新しいか古いかって言ったら古いですよやっぱり。そこに現代風のスパイスを加え、大胆なアレンジをほどこしたのが、この『ジェイミー―トランスジェンダーのおとぎ話』。ジェイミーの最後のセリフとかも、すんごくかっこいいんですよー。
それでは動画をどうぞ。日本語字幕こそついていませんが、自動文字起こしの英語字幕がかなり正確なので、リスニングが苦手な方でも大丈夫だと思います。