元ヤンキースのデレク・ジーター氏がスウェーデンの下着ブランドFrigoから起こされた損害賠償請求で、Frigoはジーター氏が同ブランドの製品をゲイ・コミュニティーに売り込まないないよう要求していたと主張しました。
詳細は以下。
Derek Jeter Sued -- He Didn't Want Undies 'Too Gay' ... But Jeter Says BS | TMZ.com
ジーター氏は2011年にFrigoと3年契約を結んだ後、2013年に一方的に広報活動をやめたとして、同社から約500万ドル(約6億円)の損害賠償を求める訴えを起こされています。今回新たに提出された裁判書類で、Frigoはジーター氏が自分の下着ラインを同性愛者の客層にマーケティングすることを快く思っていなかったと述べていることがわかりました。以下、Frigoの主張です。
(ジーターは、Frigoが)ゲイ・コミュニティーに向けた販促をしないよう要求し、フリゴのブランドが『ゲイすぎる』ことを望まないと述べた。
"[Jeter] demanded that [Frigo] not market to the gay community and states that he did not want the Frigo brand to be 'too gay.'"
なお、Frigoは以前、ジーター氏が同社の契約から手を引いたのはラッパーの50セントを広報大使としたのが気に入らなかったからだとも述べています。ジーター氏はFrigo側の訴えについて「絶対に間違っている」と述べ、同ブランドからの非難にむかついていると話しているとのこと。
Frigoが真実を述べているのだとしたら、そもそもジーター氏はなんでFrigoと契約したんでしょうね。メンズの下着ブランドがゲイ向けのマーケティングなしでやっていけるわけがないと思うし(『ママンか奥さんが新しいのと取り替えるまで、のびたパンツや破れたパンツを平気で穿いている』なんて人も少なくない異性愛者層が、どれだけ下着にお金を落とすと思う?)、ジーター氏の名前のついた商品のラインナップだけ「ゲイお断り」にするなんてもっと無理だと思うんですが。 NY Daily Newsによればジーター氏もまたFrigoを相手取って訴訟を起こしているとのことですが、いったいどう決着がつくのか気になるところです。