ロシアで10代少女同士のカップルが、Instagramに動画を上げてカミングアウトした後、キスしながら列車にはねられて自死しました。
詳細は以下。
このふたりの名前は NadiaさんとMashaさんとしか発表されていません。周囲に関係を隠していたふたりは、一緒に線路を歩く姿を動画におさめ、「ついにソウルメイトに出会い、幸せになりました」というキャプションをつけて、NadiaさんのInstagramに投稿。その直後、彼女らは迫り来る列車の前で、警笛を無視してキスし始めたとのこと。のちに警察が地元紙に語ったところによれば、運転士は「止めようとしたが間に合わなかった。ふたりは気にしていないように見えた」と話しているそうです。
NadiaさんたちがInstagramにアップロードした動画は、Mirror Onlineで見ることができます。動画内のふたりは水のペットボトルやタバコを手にして、リラックスした雰囲気で歩いています。なお、警察のスポークスウーマンによれば、ふたりとも即死だったそうです。
こういう現実があるから、フィクションで安易に描かれる同性愛者の心中ネタや、いわゆる「ゲイを葬れ」パターンが余計に嫌いなのよ。
なお、ロシアのホモフォビアについて若い世代がどうとらえているかについては、同国のLGBTIコミュニティー"Дети-404"英訳すると"Children 404")で紹介されているLGBTIティーンたちの声を見てみるといいと思います。Google翻訳でロシア語から英語にすればかなり読めますし、日本語訳でもそこそこ意味はわかります。理解あるお母さんや友達の話も出てくる一方、「自分が同性愛者だと気づいて怖かった」、「家にいられなくなり、しばらく名付け親の家で暮らさざるを得なかった」、「家族には受け入れてもらえないだろう」なんて話もポロポロ出てきていて、今回のNadiaさんとMashaさんの死の背後にあるものが見えてくるかと思います。
Дети-404のWebサイトやSNSページには、以下からどうぞ。