米国ワシントンDCの歯科医が、ゲイ男性がホモフォビックな暴力で折られた歯を無料で治療し、話題を呼んでいます。
詳細は以下。
D.C. Dentist Fixes Gay Hate Crime Victim's Teeth for Free - Towleroad
DC在住のゲイ男性ザック・リンク(Zach Link)さんは2018年4月15日の12:31AM頃、地下鉄Uストリート駅近くでゲイバッシング事件に遭いました。リンクさんがもうひとりのゲイ男性と一緒に歩いているところに3人の人物がホモフォビックな語を叫びながら襲い掛かり、骨折などのけがを負わせたんです。
リンクさんはこの事件で鼻の骨と前歯を折られ、精神的にも大きなダメージを受けたとのこと。そこにDCの歯科医、クリストファー・バンクス(Christopher Banks)さんが助力を申し出て、無料で前歯を治してくれたのだそうです。治療前・治療後の写真は以下をどうぞ(人物写真は左がリンクさん、右がバンクスさん)。
D.C. Dentist Fixes Gay Hate Crime Victim’s Teeth for Free https://t.co/I3v9ubSL2f pic.twitter.com/8tR6pnYasg
— Towleroad (@tlrd) 2018年4月26日
こういうことって時々ありますよね。ほら、ウエディングケーキを売ってもらえなかったオレゴン州のカップルに、有名パティシエが無料でケーキを提供した例とか。反差別教育が差別に対するワクチンなのだとしたら、こうした善意は差別が起こってしまった後の傷口を癒すケアなのであって、どちらもとても大切だと思いました。