石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ホモフォビックな争いを止めようとしたゲイ男性が殴られ骨折 米ブルックリンで

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2017年8月26日、米国ニューヨーク市ブルックリンのファーストフード店で、6~8人の集団が27歳の同性愛者男性にアンチゲイな罵倒を浴びせ、あごの骨を折るなどの怪我を負わせました。警察はヘイトクライムの可能性があるとして捜査しています。

詳細は以下。

Man Speaks After Being Attacked In Suspected Anti-Gay Hate Crime « CBS New York

事件が起こったとき、被害者男性はたまたま友人といっしょに近くのナイトクラブから出てきたところだったとのこと。ことの始まりは、この友人がフルトン通りのファーストフード店「クラウン・フライド・チキン」で6~8人のグループが他のグループにホモフォビックな侮蔑語を浴びせているのを見つけたことにありました。この友人は店内に入って仲裁を試みたのですが、結局店の外まではみ出しての騒ぎとなって、アンチゲイなグループのひとりが被害者の顔面にパンチをくらわせたのだそうです。

「他の人たちはホモフォビックな表現や中傷や、殺すという脅迫まで叫び散らしていました。ほら、『てめえ今夜死にたいのか?』とか、そういうことを」と被害者は語った。

“Other people were screaming homophobic epithets and slurs and also death threats, like, you know, ‘Do you want to die tonight?’ and things like that,” the victim said.

殴られたゲイ男性は病院に運ばれましたが、あごの骨の位置を直してワイヤで固定する手術が必要な状態だそうです。加害者は現在逃亡中で、ニューヨーク市長のスポークスパーソンがTwitterでこの男の防犯カメラ画像を公開し、情報提供を呼び掛けています。

全米でもっともLGBTフレンドリーな街のひとつと言われているニューヨーク・シティーですが、実はこういうアンチゲイな暴力事件もけっこう報告されています。2017年だけでも、他にはこんな事件が起こっています。

共通点は、どの事件でも、加害者は同性愛者を中傷する罵倒語を叫びながら暴力をふるっていたということ。いくら青い州の大都市でも、人口が多ければ多いなりにホモフォーブも多いってことなんでしょうかね。まだまだ道は遠いね。