米国テネシー州のウエディングケーキ・デザイナーが、クリスチャンのパン屋からウエディングケーキの注文を断られたレズビアンカップルに無料でケーキを提供すると申し出ました。
詳細は以下。
このケーキ・デザイナー、ジェイ・クォール(Jay Qualls)氏は、テレビ番組Cake BossやThe Next Great Bakerなどへの出演で知られる有名人。こんな人です。
最近彼の地元ナッシュビルから約35km離れたところで、ブランディ・レイ(Brandi Ray)さんとミシェル・シュミット(Michelle Schmidt)さんというレズビアンカップルが、スージーズ・スイーツ(Susie’s Sweets)なるパン屋にウエディングケーキの注文を拒否されるという事件が起こりました。
レイさんによると、同店のスージー・デニスン(Susie Dennison)氏は一旦レイさんからの注文を受け、試食会や打ち合わせまでやった後でレイさんの結婚相手が女性だと知り、「霊的な信念と信仰」のためあなたのケーキは作れないとするテキストメッセージを送ってよこしたのだそうです。レイさんは2019年2月23日にこのテキストメッセージのスクリーンショットをFacebookで公表し、一件はクォール氏の知るところとなりました。
クォール氏はゲイで、3年前に男性と結婚するとき、同性婚だからという理由で同州のカンバーランド長老教会での式を断られた経験があるのだそうです。こんなことはとても差別的で、もう終わりにしなければならない、このカップルのために「なんでも望むものを」のせたケーキをデザインする彼は話しているとのこと。
2013年にもオレゴン州で似たような話があったと思います。詳しくは以下を。
6年経っても状況がほとんど変化していないことに複雑な気分になりますが、ジム・クロウ法との戦いなんて6年どころか何十年も続いたわけだし、まだあきらめるには早いかと。どんな人が歴史のどっち側についたかをしっかり見て、記録して、伝えていかねばと思います。