石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ゲイ男性、駅でホモフォビックなカップルに殴られ唾を吐かれる 英ロンドン

Bruce Grove Railway Bridge and station entrance.
Bruce Grove Railway Bridge and station entrance. / Alan Stanton

英国ロンドンの駅でゲイ男性が男女カップルに侮辱され、殴られた上に顔面に唾を吐かれて、負けずに言い返しながら撮った動画が話題になっています。

詳細は以下。

metro.co.uk

まずこの男性、トーマス・ジョンソン(Thomas Johnson)さんが携帯電話で撮影したという動画をどうぞ。

動画ではまず、男性と一緒にいるらしき女性が舌を突き出してジョンソンさんを嘲り、彼の口調をばかにしているのが見て取れます。撮影しながら、ジョンソンさんはこんな風に言い返しています。

「君らはホモフォビックなことをわたしに言っていた。違法行為だ。唾を吐きかけられたから、わたしの顔には君らのDNAがついてる」

‘You were homophobically saying things to me…. it’s against the law. ‘

You spat at me and now I have your DNA on my face.’

ジョンソンさんは2019年10月17日の午後10時ごろ、ブルース・グロウヴ駅で電話で喋っていたときにこのカップルにからまれたとのこと。彼らはジョンソンさんの口調を真似してからかい、性的な発言をし、さらに男の方がジョンソンさんの顔面を殴って眼鏡を叩き落としたのだそうです。その上男女ともども唾まで吐きかけてきて、上記動画の状況になったとの由。

やりきれないことに、ジョンソンさんは最近ロンドンのバスで女性同士のカップルが暴力をふるわれた事件を受けて、用心のためバスには乗らないようにしていたのだそうです。バスを避けて電車にしたら待っていたのがこの事態だなんて、逃げ場なしじゃんか。「公共」交通機関を、「ヘテロに見える人だけが安全に利用できる」交通機関にしといちゃダメだろ、がんばれイギリス鉄道警察(現在、ヘイトクライムとしてこの事件を捜査中だそうです)。