石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

サッカー場で旗かかげ反LGBTQ法に抗議 ドイツ(ハンガリー)

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2021年6月23日、サッカーのドイツ対ハンガリー戦の開始直前に、レインボーフラッグをかかげた若者がフィールドを疾走。あっという間に警備員に取り押さえられましたが、多くの人が彼の勇気に拍手を送りました。ハンガリーではこの6月、反LGBTQ法案が可決されたばかりです。

詳細は以下。

escandala.com

ハンガリーの反LGBTQ法についてはだいぶ前から日本でも報道されているので、知っている人も多いかと思います。この法により、同国では同性カップルが養子をとること、合法的に性別を変えること子ども向けの教材などで同性愛や性別変更などを助長するとみなされるものを使うこと未成年が見るようなあらゆるメディアでLGBTQのコンテンツを配信することなどが禁止されると言われています。

EU各国はこの法律を強く批判しています。ドイツのミュンヘン市議会は、同法への抗議のため、サッカー欧州選手権(ユーロ2000)のドイツ対ハンガリー戦がおこなわれるアリアンツ・​アレーナをレインボーカラーにライトアップするよう呼びかけていました。しかしながら欧州サッカー連盟が禁止したため、この計画は頓挫。

で、このライトアップ禁止と、ハンガリーの反LGBTQ法案とに抗議するため、試合開始直前にひとりの若者がフィールドに飛び込んだというわけ。映像は以下をどうぞ。

勇気あるなあ……!! ちなみにEscándalaによると、これはハンガリー国家が流れている間の出来事だったそうです。なおさらその勇気に拍手。あと、Twitterで見かけたこんな意見もよかった。

訳:

ハンガリーのネオナチの横断幕よりLGBTの旗の方を迷惑に思うんなら、あなたはネオナチだよ。

Si te molesta más la bandera LGTB que las pancartas de los neonazis de Hungría, eres neonazi.