米国のコーンチップスのブランド、ドリトスが、メキシコでのCMにおじいちゃん同士のゲイカップルを登場させました。キャッチフレーズは「本当の君になるのに、決して遅すぎることはない」。
詳細は以下。
CMはこちらです。(英語字幕付きのと、字幕なしのとを両方貼っておきます)
Excuse me while I cry about this new Doritos commercial. 🏳️🌈 pic.twitter.com/22NBYHbGqv
— Thomas Vanderbrook (@TVanderbrook) October 27, 2021
¡Nunca es tarde para ser quien eres! #DoritosRainbow #OrgulloTodoElAño #LGBT+
— Doritos Mx (@Doritos_Mx) October 22, 2021
Descubre la historia completa aquí: https://t.co/i9NqMeDMTK pic.twitter.com/imQKwtTevG
このCMの背景となっているのは、メキシコの祝日、El Día de Muertos(死者の日)。これは祖先の霊を自宅に迎えて祭る日で、人々は墓参りをしたり、家にしつらえた祭壇にろうそくや故人の写真、食べ物等を飾ったりします。
CMの中ではまず、あるおばあさんが家族とともに墓参りに来るところが描かれます。彼女が亡くなったきょうだいのアルベルトを偲び、お墓の前で「ああ兄さん(あるいは『弟よ』)、恋しいよ」とつぶやくと、煙とともにアルベルトじいさんの霊が登場。でも、その隣には一家の知らないもうひとりのおじいさんがいるではありませんか。「そちらはどなた?」と問われて、アルベルトはこう答えます。
こちらは……マリオ。わしの恋人だよ。
Es... Mario. Mi pareja.
家族のうちの何人かは、あきらかにショックを受けた様子。老カップルは寂しそうに目を見合わせます。でもその瞬間、おばあさんが嬉しそうに拍手しながらこう言うんです。
なんとまあ! あたしゃ、この人は永遠に孤独なのかと思ってたよ!
¡Qué milagro! Creí que este iba a estar solo para siempre!
これで全員が笑顔になり、カメラはゆっくりと夜空へと向かって行きます。で、そこにこのキャッチフレーズが浮かび上がるわけよ。
本当の君になるのに、決して遅すぎることはない。
Nunca es tarde para ser quien eres
ドリトスって以前から積極的にプライド月間を祝ってるブランドだけど、メキシコでのCMもがんばってるのねえ。……と思って今検索したら、以下のような実話に基づくCMも出してたよ! そしてこの実話、うちのブログで以前紹介してたこれだったよ! 機を見るに敏な会社なようで、今後も何をやってくれるのか楽しみです。