カナダ・バンクーバーの私立高校で、100人のクラスメイトの本名と同性愛差別的な語を載せた「ゲイリスト」をオンラインで回したとして3人の生徒が停学処分を受けました。
詳細は以下。
この生徒らは自分たちの通うエリック・ハンバー・セカンダリー・スクール(Eric Hamber Secondary School)の12年生100人の名前を載せた「ゲイ・リスト」をつくり、Googleドキュメントとスナップチャットで回していたとのこと。リストには“The biggest F**s at Eric Hamber”などと書かれていたそうで、これ訳すの難しいんだけど、無理やり日本語にするなら「エリック・ハンバーのくそうぜえホ〇ども」ぐらいでしょうか。
ブリティッシュ・コロンビア大学でヴァルネラブルな若年層のスティグマについての研究をしているElizabeth Saewyc博士は、このようなリストを回す行為は安全ではないと指摘し、以下のようにコメントしています。
「不幸なことに、意に反してアウティングされた人が死んでしまった、自ら命を絶ってしまった事件の記録はたくさんあるのです」
“Unfortunately, there are a number of cases that have been documented where people have been outed against their will and have died, they have taken their own lives”
なお、停学となった生徒のひとりの姉または妹は、リストを書いた生徒らには誰かをアウティングするつもりはなく、ゲイの生徒と異性愛者の生徒の両方に汚名を着せるためにホモフォビックな中傷を使っていたのだと思うと話しているとのこと。だとしても、f*gの烙印を押されて嘲笑された側にとっては、犯人の意図なんて知ったこっちゃありませんよね。どうすんだよこれで子供が死んだら。カナダでさえこれかよ。