石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

「アオイシロ―花影抄―(第2話)」(原作:麓川智之、漫画:片瀬優、ジャイブ『月刊コミック ラッシュ』2007年8月号掲載)感想

月刊 COMIC RUSH (コミック ラッシュ) 2007年 08月号 [雑誌]

月刊 COMIC RUSH (コミック ラッシュ) 2007年 08月号 [雑誌]

この先読み続けるのは無理っぽい……

ううむ、残念ですがこの先、この漫画版『アオイシロ』を読み続けるのはあたしには無理かと思います。あたしの漫画読解力が足りなすぎるのかもしれませんが、以下の2点で異様に疲れてしまうんです。

1. 相変わらず、キャラの見分けがつきづらい

何度も読み返して必死で人物を識別するのに疲れました。

2. 場面の状況がわかりづらい

たとえば今回の夕食のシーンなんかがそうですね。ここでは、戸外のシーンから一転して味噌汁のお椀のアップが出てきたと思ったら、その次はいきなり誰ともわからない(顔がほとんど見えていない上、服装にも特徴がない)2人の人物のバストアップです。さらにその次のコマでは、ごくごく小さいコマの中に俯瞰で6人の人物がちんまりと描かれており(これもまた、和尚とミギー以外は誰が誰やらわかりにくいです)、しかもテーブルは途中で切れているため、部屋全体では誰と誰が総勢何人ぐらいで食事しているのかさっぱりわかりません。

たったこれだけの状況説明でいきなり顔のアップとバストアップのみの会話シーンに突入するので、キャラの見分けづらさともあいまって「これ誰? なんでいきなりこの人とこの人の会話に加わってるの? あれ、もしかして一緒にごはん食べてるの? でも座席の位置関係がわかんないよ、いったい誰がどこにいるの?」と混乱しまくりました。おかげで会話の内容がさっぱり頭に入らずじまい。

まとめ

そんなわけで、「どれが誰で、誰と一緒にどこで何をしているのか」を把握するだけでエネルギーを使い果たしてしまい、お話の中に入って行きたいのに入り込めない感じでした。この漫画家さんと相性悪いのかなあ。「アカイイト―花影抄―」の後編とかはとても好きだったんだけどなあ。
ともかく、そんなこんなで、コミックラッシュ誌上でこの作品を追いかけるのはこれで最後にします。単行本などの形でまとめて読めるようになれば、また買ってみるかもしれませんが。