Box Turtle Bulletin ≫ Jamaica Boycott Kicks Off In San Francisco
ジャマイカはLGBTへの弾圧が激しい国です。同性愛は懲役刑をともなう違法行為とされていますし、他の性的少数者やHIV感染者も憎悪と暴力に晒されています。そんなジャマイカに抗議の意を示そうと、米サンフランススコでジャマイカ製品へのボイコットが呼びかけられています。ボイコットの対象は、マイヤーズのラムやレッド・ストライプのビール、ジャマイカへの旅行など。サンフランシスコでは、既にジャマイカ産の飲み物を棚から撤去したバーもいくつかあるとのこと。
このボイコットの目標は、
- ジャマイカの役人たちが、「ジャマイカ国内でのゲイバッシングをやめ、人権を回復させる」と公に約束すること
- ジャマイカの首相がLGBTへの暴力を非難し、これまでの暴力への遺憾の意を示すこと
のふたつなんだそうで、「穏当で、容易に到達できる目標である」と、Box Turtle Bulletinのライターは書いています。
さて、ここまで読むと、なんだか良さげな試みに見えるでしょう? ラムやビールや旅行をちょこっとボイコットするだけで、遠くジャマイカで苦しんでいるLGBTの人たちの力になれるのなら、そんないいことはないですよね。
でも、事態はそんなに簡単ではないんです。詳しくはこのニュースの続報、ジャマイカの性的少数者団体、米国のジャマイカ製品ボイコットに反対の意を表明 - 石壁に百合の花咲くをごらんください。