石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ゲイの親友をプロムに誘ったヘテロ男子高校生、エレンの番組に出演(動画)

Ellen Degeneres (In the Spotlight)

「ストレートの男子高校生、ゲイの親友をプロムのパートナーに - 石壁に百合の花咲く」の続報。この男子高校生たち、その後『エレンの部屋』に出演してました。ふたりのトークがかわいくて、ほのぼのします。

詳細は以下。

Straight Teen Who Invited His Gay Best Friend To Prom, Visits Ellen|The Gaily Grind

動画はこちら。

向かって左側に座っているのが、異性愛者のジェイコブさん。右側がゲイのアンソニーさん。米国ラスベガスのハイスクールに通う親友同士です。一緒にプロムに行く相手を欲しがっていたアンソニーさんのため、ジェイコブさんが廊下にでっかいポスターをかかげて「おまえはゲイでおれはストレートだけど(中略)おれのデート相手になってくれるか?」と申し込んだことで、ふたりは一躍ネットの有名人になりました。

動画内ではエレンがまずふたりの知り合ったきっかけについて訊くんだけど、そこでのジェイコブさんの答えが正直でいいんですよ。最初はまず、アンソニーさんがジェイコブさんに片想いしていたんですって。ジェイコブさんの方はというと、当初は「怖かった」、「友だちにはならない方がいいと思った」んだそうです。その頃は別に同性愛に反対もしていなかったけど、同性愛者の権利を支持するつもりもなく、そもそもストレートのいち高校生としてはキモくて考えづらいことだったんだって。

ところが結局のところ、ほかならぬアンソニーさんのおかげで、ジェイコブさんはゲイの権利を支持するようになったんだそうです。アンソニーさんの話にはすごく説得力があり、それがジェイコブさんの考えをどんどん変えて行ったとのこと。

プロムの申し込みのときアンソニーさんがどう思ったか、なんて話も面白かったです。最初は自分のことだとは全然思わず「あっちに行って、誰がプロムに誘われるのか見ようっと」とか思っていたんですってよ。誘われているのは自分だと気づいたときのことを振り返るアンソニーさんがかわいいったらもう!

番組に出るふたりの応援に、学校の先生や保護者のみなさん、級友たちがラスベガスから駆けつけているところも良かった。世の中、嫌なニュースも多いけど、こういうのを見ると心が洗われた気分になりますね。変化はいつだって若い世代から起こるもので、大人の仕事はその手伝いをすることだと改めて思いました。