2020年2月29年、ニュージーランドのオークランドで開催されたプライド・パレードに、「悔い改めよ」などと叫ぶキリスト教説教師が出現。レズビアンらが眼前でキスを交わすなどして抗議したそうです。
詳細は以下。
映像はこちら。
Classic. https://t.co/t98I9vLbgF
— The Advocate (@TheAdvocateMag) March 1, 2020
以下の動画を見る限り、この説教師は沿道からパレード参加者に向かって「悔い改めよ」だの「あなたたちは悪魔に支配されている」だのと判で押したようなことを叫んでいたようです。世界中どこのパレードにも出現するよね、こういう人。参加者らは上記のようにキスで対抗したほか、"We’re here! We’re queer! Get used to it."と言い返していたりもした模様(下の動画で音声が聴けます)。
ちなみにこのあと説教師は警察の要請でこの場を去り、群衆は歓呼したとのこと。
英語圏のホモフォーブの間には「ゲイにはヘテロをゲイのライフスタイルに引き入れることを目的とした『ゲイ・アジェンダ(直訳すると”ゲイの行動計画”)』がある」という思い込みが根強くはびこっているんですが、こういう説教師を見てると、「人を自分と同じライフスタイルに引っ張り込みたがってるのはヘテロの方でしょ」としか思えません。昔っからヘテロの皆さんが楽しく消費してきた、同性愛を「吸血鬼に咬まれると移る伝染病」として描いてキャーキャーする娯楽作品(最近も邦画で『今時この設定か』とあきれられてた作品がありましたよね……)なんかも、結局のところ、ヘテロ社会に蔓延する「ゲイをヘテロに変えたい」という欲望を同性愛者に投影していじくり回すための一種の投影同一化なんじゃないかと思います。もういいかげん放っといてほしいわ。