石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

OREOのこのコマーシャルに君も泣け

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オレオが虹色クッキーで『プラウド・ペアレント』キャンペーン開催 - 石壁に百合の花咲くの続報。オレオ、クッキーを配るだけじゃなくて、こんなCMも作ってました。

詳細は以下。

www.autostraddle.com

CMはこちら。台詞なしでも映像だけで全部ストーリーがわかるようになってます。

このCMのあらすじは、主人公の若い女性が、同性パートナーのエイミーをおそらく初めて両親の家に連れていくというもの。どうやら過去にセクシュアリティのことで父親ともめたことがあるらしく、主人公は今でも緊張感を隠せずにいます。母親は暖かくエイミーを迎え入れてくれ、ふたりは仲良く田舎の休日を楽しむのですが、隣人から無遠慮な凝視を浴びせられたりもして、なかなかすべて順調とは行きません。そんなある日、主人公の父親はある決意をして……。

このCMは、こないだのクッキー配布と同じく、オレオがLGBTQ+団体のPFLAGと共同で開催している「プラウド・ペアレント」キャンペーンの一環として作られたもの。PFLAGはLGBTQ+の人とその家族、友人、アライのための支援団体ですが、もともとはゲイやレズビアンの子供を持つ親たちの相互支援組織としてスタートしており、昔の名前は「Parents FLAG」でした。ほら、ドラマ『Queer as Folk』(2000–2005)で、ゲイの息子をものすごく応援している中年女性デビー(シャロン・グレス)が、いつも胸に"I'M A PFLAG MOM"と書かれたバッジをつけてたでしょう。デビーのような立場の親たちに支援とリソースを提供してきたのが、このPFLAGなんです。

だから今でもこうやって、親たちに対する働きかけに力を入れているのでしょうね。

ちなみに、公共宗教研究所(Public Religion Research Institute、PRRI)が2020年9月に米国の成人を対象に実施した世論調査では、回答者の70%が平等な結婚(同性婚)に賛成と回答しています。これは史上もっとも高い数値なんだそうです。

edition.cnn.com

その一方で、ルース・ベイダー・ギンズバーグ亡き後の米連邦最高裁では、保守派判事2名が同性婚はくつがえすべきだという趣旨の主張をしていたりします。おまけに10月26日に保守派のエイミー・コーニー・バレットが最高裁判事に承認されたとあって、米国のLGBTQファミリーは戦々恐々としているところです。そりゃあオレオもPFLAGも頑張ってキャンペーンするはずだわ。

www.usatoday.com

edition.cnn.com