石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

パンデミックでセックスワーカー2倍に 市民団体が支援キャンペーン開始 メキシコ・メキシコシティー

f:id:miyakichi:20210314194334j:plain

メキシコの市民団体が、メキシコシティのセックスワーカー(シス・トランス両方)を支援するためのキャンペーンを開始しました。同地では新型コロナのパンデミックのためセックスワーカーが約2倍に増えており、その70%がシングルマザーなのだそうです。

詳細は以下。

escandala.com

この団体、「Tejiendo Pueblos, Amigos Remendando Oficios」は2017年の大地震後に貧しい地域の家庭経済を支援するため結成されたグループ。2020年からは、新型コロナのパンデミックで影響を受けた人々のため、市内のさまざまな場所で食糧や衛生用品などを配る活動をしているとのこと。

その「Tejiendo Pueblos」が、メキシコシティのトランスとシスの両方のセックスワーカーたちを支援し続けるため、2021年3月17日から新たなキャンペーンを開始するのだそうです。同国の市民団体「Brigada Callejera de Apoyo a la Mujer “Elisa Martínez”」によれば、同市ではパンデミックによる危機のため自営のセックスワーカーの数が約2倍(7700人→15200人)に増加しており、その70%以上がシングルマザーだとのこと。「Tejiendo Pueblos」は、新しいキャンペーンで小さな寄付(50メキシコペソ)の大波を起こし、これらの人々に食べ物を届け続けたいと考えているのだそうです。

寄付はMoneypoolでおこなわれており、リンクは以下の通り(メキシコの携帯電話番号がないと登録できないため、日本からの送金は難しそうですが)。

www.moneypool.mx

報道によればメキシコのCovid-19による死亡率は世界第4位だし、それでいて政府の支援は全然足りてないとあちこちで指摘されています(今回のメキシコシティもそうだし、トルーカでも言われてました)。事態の収束まで、当分こういう市民ベースのキャンペーンが必要になるんだろうなあ、全然よそごとじゃないけど。