2022年3月24日、米国ミシシッピ州の元下院議員ロバート・フォスター(Robert Foster)氏(共和党)が、LGBTQの権利を支持する者は銃殺すべきだとする意見をTwitterで発表しました。もうタリバンと変わんねえな、キリスト教保守。
詳細は以下。
問題のツイートは現在、クリックしても「このツイートはTwitterルールに違反しています」という表示が出るだけで、読めないようになっています。OnlySkyがツイートの文面を紹介しているので、ざっと訳してみるとこんな感じです。
学齢期の子供たちを性的搾取目当てで手なずけたいとか、男が女だというふりをしたいとか思っている連中との政治的妥協点を見つけたがっている人たちがいます。さっさと審判を下すため、彼らを銃殺隊の前に並ばせる必要があると思います。
Some of y’all still want to try and find political compromise with those that want to groom our school aged children and pretend men are women, etc. I think they need to be lined up against wall before a firing squad to be sent to an early judgment.
フォスター氏は取材の申し込みをしたThe Mississippi Free Pressに対しても、ほぼ同じ主張を繰り返してみせたそうです。
言っときますが「学齢期の子供たちを性的搾取目当てで手なずけ」る云々というのはLGBTQピープルへの攻撃を正当化するためにずっとずっと(そりゃもうアニタ・ブライアントの昔から)使われてきた大嘘だし、「男が女だというふり」云々は純然たるトランスフォビアです。もはや、OnlySkyによる以下の指摘がすべてですね。
はっきり言うが、トランスの人々を支持している人たちは、子供たちを性的搾取のために手なずけることや、男性を女性用の更衣室やトイレに入らせることに賛成しているのではない。典型的な右翼の戦術だ、自分たちの階級が実際にやっている腐敗には見て見ぬふりをしておきながら、トランスの人々(や、ゲイの人々)をペドファイルと同一視するというのは。
To be clear, supporters of trans people aren’t in favor of grooming children or allowing men in women’s locker rooms and bathrooms. It’s a typical right-wing tactic to equate trans people (and gay people) with pedophiles while turning a blind eye to actual corruption within their ranks.
こんなクソ戦術のために、「銃殺されて当然の存在」として敵意を煽られてるあたしらLGBTQピープルとそのアライの立場っていったい。キリストは同性愛やトランスジェンダーよりも離婚・再婚についてよっぽどたくさん発言してる(そして非難してる)んだから、「離婚/再婚した人は銃殺刑にすべき」とでも言った方がはるかに筋が通るのに、こういう人って絶対そうは言わないんだよなー、それだとみんなが「そうだそうだ」って言ってくれないもんな。