石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

英プロボクサー、レインボーの腕章でLGBTQ+コミュニティへの支持表明

ボクシンググラブ

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英国のボクサー、クリス・ユーバンク・ジュニア(Chris Eubank Jr.)が2023年1月20日、リアム・スミス戦前の計量に、レインボーカラーの腕章をつけて登場。さらにTwitterにその写真を載せて、ボクシングをインクルーシブなものにしたいというコメントを発表しました。

これには伏線があります。この計量の前日、記者会見の際に、リアム・スミスがクリス・ユーバンク・ジュニアを異性愛者ではないとほのめかして嘲るようなコメントをしていたんだそうです。具体的にはこんなことを言ったとの由(以下、Wales Onlineから引用して訳)。


「クリス、まだ女の子の話を続けるのか、この部屋にいる人の中でお前が女の子と一緒にいるところを見たことがある人はいるのか?

何か俺らに言うことはないのか? お前33歳だよな。何か俺らに言いたいのか? だって、ここにいる誰も、お前が女と一緒にいるところを見たことはないんだからな」

“Chris, you go on about girls mate, has anybody in this room ever seen you with a girl?

Have you got something to tell us? Because you’re 33. Do you wanna tell us something? Because nobody in this room has ever seen you with a woman.”

それでクリスは「俺の私生活は私生活(“ my private life is my private life")で、ボクシングとは関係ない」と返し、翌日計量にレインボーカラーの腕章をつけてきたんだって。ファンたちはこのふるまいを賞賛し、リアム・スミスは分が悪いと思ったのか「謝罪」動画を出したんですが……これがまた残念ながら「気分を害した人に謝罪します」「私はホモフォビックじゃありません、私はいい家の出で、ホモフォーブではまったくありません」とか言ってるだけの、何が悪かったのか全然わかってない代物でしてね。根が深いね、ボクシング界のホモフォビア。以前マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)がアンチゲイな発言を垂れ流しまくって*1から6年以上たつけど、あんまり自浄はされてないのでは。