2018年6月2日、米国ユタ州のアイスクリーム店店員が、プライドフェスティバルで約15人の男らに追いかけられて店に逃げ込んできたゲイカップルを守って軽傷を負いました。
詳細は以下。
事件が起こったのは当日夜10時半頃。ホモフォビックな言葉を叫ぶ少なくとも12人の暴漢らに追われたゲイカップルがソルトレイクシティのアイスクリーム店「ドキドキ」(Doki Doki)に逃げ込んできたため、店員のテレンス・マネリー(Terrance Mannery)さんが暴漢らを店に入れまいとして争いになったのだそうです。男らはマネリーさんを店の外に引っ張り出そうとし、最終的には近くの建物の警備員が近づいてきたのを見て逃げていったとのこと。この争いでマネリーさんは顔を殴られて負傷し、警察は容疑者を特定するため情報を募っているところだそうです。
目撃者の証言では、加害者らは「とても身だしなみのよい、金髪碧眼タイプの、典型的なユタ州の20歳の青年たち」だったとのこと。敵意ある12~15人の男に追いかけられるという状況だけでもどんなゾンビ映画かと思うほど怖いのに、その「ゾンビ」が全員体力あふれる20代の男って、想像を絶する恐怖だと思います。先日のマイアミビーチの例を見てもわかるとおり、プライド・イベントの日はこの手の暴力事件が起こりやすいので、マネリーさんのような人がいてくれて本当によかった。なお、fox13nowによるとマネリーさんのけがは唇が一か所切れた程度で、警察はヘイトクライムではなく暴行事件になるだろうと言っているとのこと。