石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

マーベル・コミックに男性キャラ同士の結婚シーン登場

Empyre (2020) #4 (of 6) (English Edition)

米マーベル・コミックの、アベンジャーズとファンタスティック・フォーのクロスオーバー作品Empyreで、ある男性同士のカップルが既に結婚していたことが明らかにされました。そう、過去にキスシーンで話題になったあのカップルです。

詳細は以下。

www.cbr.com

この描写が登場するのは、2020年8月5日発売のEmpyre #4です。(以下、ネタバレが嫌いな方はお避けになってくださいね

この巻で実は結婚していたとわかるカップルは、Hulkling(Tedey Aleman)とWiccan (William Billy Kaplan) 。つまり、以前キスシーンが問題視されてブラジルのブックフェアから本が排除されちゃったあのふたりです。詳しくは以下を。

www.ishiyuri.com

今kindle版のEmpyre #4を実際に買って読んでみたのですが、結婚の場面までの流れはこんな感じ。

  1. Carol(つまりキャプテン・マーベルですね)がWiccanに、Hulklingがとあることをしたと告げる
  2. Wiccanは「それは彼じゃない」と否定
  3. 続いてWiccanは、「ぼくは誰よりもTedey Alemanのことを知っているが、その男はぼくが結婚した相手じゃない」(要約)と主張

で、この「その男はぼくが結婚した相手じゃない(……"That is NOT the man I married.")」という台詞の部分の背景が、1ページをまるまる使った結婚式の回想シーンになってるんです。こんな風に。

ごく当たり前のこととしてさらっとこういうシーンを出してくるのって、いいなあ。早くこういう描写が世界レベルで珍しくもなんともなくなってほしいです。