石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ノンバイナリーは性別「X」で投票可能に メキシコ

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2023年2月23日、メキシコ国家選挙管理機構(INE)の有権者登録委員会が、有権者登録証の性別欄にノンバイナリーを意味する「X」の文字を使用できるようにすることを賛成多数で承認。これによりノンバイナリーの人々は、「H」(男性)でも「M」(女性)でもなく「X」の文字を入れた登録証を使って投票できるようになるとのこと。

新しい有権者登録証の外観は、以下のツイートの画像右下で見ることができます。"SEXO"(性別)の右の白い枠に"X"が入っているのがわかりますか?

この変更は一朝一夕に起こったものではありません。ことの起こりは、同国のケビン・"N"さんという人が2020年12月10日、アグアスカリエンテスのINE地方執行委員会から、有権者をノンバイナリーとして認識する登録証の発行は不可能だと公式書簡で通知されたことにあります。ケビン・"N"さんはこれは不当であるとして訴訟を起こし、司法裁判所は2021年1月15日、連邦選挙機関の審議会に対し、有権者登録証にKevin "N"さんが要求したデータを組み込めるかどうかを分析するよう命じる判決を下しました。連邦選挙機関は2022年1月、ノンバイナリーの人々を認識するデータを登録証に組み込む実現可能性に関する報告書を発表。そして2023年2月、ついに「X」の文字を使うことが認められたというわけ。

その間にだっていくつも選挙があっただろうに、なんちゅう長い道のりかと思わんでもないけど、それでもやっぱり先を行く国の背中はまぶしいぜ。たとえゆっくりでも変化があるということ、変化が起こせるということは大事だよね、すごく。