「アンチゲイ団体、クラッカーのCMに激怒」の続報。CMにゲイ・ファミリーを出したことでバックラッシュに遭ったナビスコのブランド、ハニーメイドが、批判に対する返事としてまたしてもすばらしい映像を公開しました。
詳細は以下。
Honey Maid Releases 'Love' In Response To Anti-Gay Commercial Backlash (VIDEO)
この1件は、まずハニーメイドが2014年3月10日、以下のようなクラッカーのCMをリリースしたことから始まりました。
Honey Maid: This is Wholesome :30 TV Commercial | Official - YouTube
登場する家族像の中にゲイ・ファミリーも含まれていたため、同性愛嫌いの方々がSNSなどで大激怒。アンチゲイ団体「ワン・ミリオン・マム」は不買運動を呼びかけました。
それに対するお返事として、ハニーメイドは同年4月3日に新たな動画を公開。これがまた必見ものなんです。
こちらの動画では、まず3月のCMの内容をダイジェストで振り返った後、CMに関してネット上で披露されたネガティブな意見がクローズアップされていきます。"Horrible"(ひどい)とか、"DO NOT APPROVE!"(認めない!)とか、"Disgusting!!"(ムカつく!!)とか、そんなようなものを。その後、ハニーメイドはどうしたか。アーティスト2名に依頼し、ヘイトコメントの数々をプリントアウトした紙で作品を作ってもらったんです。
何ができあがったかは0:48~を見てください。敵対する人々を遠ざけるのではなく、逆にこのようなかたちで包み込むというやり方が、まずぐっときます。すごいのはさらにその後。ネガティブ意見の10倍以上あったというポジティブな意見も同じようにプリントアウトし、作品にさらに手を加えていくんです。
作品が最終的にどうなったのかは、見てのお楽しみ。ヘイトコメントへの反応としてこれ以上ない、よく考えられた動画だと思います。