米国のゲイ男性が同性パートナーと結婚して数日後、何者かによって愛車の側面にペンキで「くたばれオカマ」("Die Fag")と大書されました。郡保安局が捜査中です。
詳細は以下。
Vandal Paints “Die Fag” On The Side Of Newlywed’s Jeep / Queerty
被害に遭ったのはノースカロライナ州に住むアンドリュー・ウィンダム=ハリス(Andrew Windham-Harris)さん。彼は2015年10月初旬、仕事に出かけようとして、愛車ジープ・チェロキーのドアがこんなことになっているのを発見したとのこと。
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— Queerty (@Queerty) 2015, 10月 15
犯行はウィンダム=ハリスさんがこの車を勤務先のレストランに停めておいた間になされたものとみなされています。ペンキを落としても、ドアには犯人が何か鋭利なものでひっかいた跡が残っていて、修復に約500ドル(約6万円)かかる見込みだとのこと。
こういうホモフォビックな落書き事件って、枚挙にいとまがありません。うちのブログで今年紹介したものだけで、ざっとこんなのが挙げられます。
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でも、異性愛者の家や車に「くたばれヘテロ」などと落書きされた話は、寡聞にして一度も耳にしたことがありません。異性愛者の中には、「人に迷惑をかけなければ同性愛でもかまわない」なんてことを言う人がいますが、異性愛者がこうやって人に迷惑をかけまくったところで、だから異性愛を禁止にしろとは絶対言わないんだよね。勝手なもんだわ。
以下、ウィンダム=ハリスさんのことば。
「こんなことがあっても、私は逃げたり、ビクビクしたりしません」とウィンダム=ハリスは語った。「生き方も、夫も、家も、これまで通りです。今後もアメリカンドリームを体現し続けますよ」
“This has happened but I’m not going to let it back me down, or have me living in fear,” Windham-Harris said. “I’m going to go on living my life, my new husband, and my house. And we’re going to keep having the American dream work for us.”
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