米国ミシシッピ州で「ゲイだと思った」といいう理由で男性を殴って骨折などのけがを負わせたとして、2019年4月15日、警察はLandon McCaa(32)とTomas Sion Brown(28)の2人を逮捕しました。
詳細は以下。
この事件は2019年4月12日、同州ウェイン郡で起こりました。被害者のTrevor Grayさんは地元のバーでMcCaa容疑者と知り合い、閉店後に他の人たちともども同容疑者の家で飲み続けるよう誘われていました。しかしながら、その2時間後、彼はMcCaa容疑者らにひどく殴られ、血を流しながら走って逃げ出すことに。詳しくは以下の動画をどうぞ。(かなり暴力的なので閲覧注意)
@TheJusticeDept please look into this hate crime against Trevor Gray! This was done to him bc they believe he is gay! Premeditated! #StopTheHate #JusticeForTrevor Waynesboro,MS pic.twitter.com/OhZamSapoj
— Kathy Tucker 💕 (@ktucker446) 16 de abril de 2019
Trevor GrayさんのきょうだいのCruz Grayさんによれば、TrevorさんはMcCaa容疑者に殴り倒された後、助け起こすふりをして手を差し出してきたBrown容疑者からさらに殴られたのだそうです。なおCruzさんは、Brown容疑者がTrevorさんのことを「変態(queer)」と呼ぶのを聞いたと話しています。
「彼(Trevorさん)はゲイではありませんが、たとえゲイだったとしても関係ありません」とCruz Grayは言った。「どんな人でも、こんな目に遭ういわれはありません」
"He's not gay, but it wouldn't matter if he were," Cruz Gray. "No one deserves for this to happen to them."
Trevorさんはあごの骨が2か所折れていて、病院で手術を受け、今後数週間は口をワイヤで固定されたままになるとのこと。
〇〇なら差別されても仕方ないとか、殴られても仕方ないとか言ってる人は、差別が横行する社会ではそのカテゴリーの人じゃなくてもいつでもこういう暴力に直面する可能性があるってことがわかってるんでしょうか。ゲイとストレートが見かけだけで区別がつくと思ったら大間違いだし、ゲイ差別が野放しにされていればいるほど、「自分はゲイじゃない」と証明するために必要以上に暴力的になる人もいて、誰にとっても安全じゃないんだけど。