イスラエルで、ゲイだからという理由で16歳の弟を殺害しようとした兄弟2人が起訴されました。
詳細は以下。
23歳と27歳の兄弟は、2019年7月にテルアビブのユースホステルの外で短刀で弟を刺した疑いで8月25日に起訴されました。裁判所は、弟の身元を伏せるため、兄らの名前を公表しないよう命じているとのこと。
この兄らは、弟が男と関係を持っていることを知り、殺すと言って脅したり、意識を失うまで殴ったりしていたのだそうです。弟は5月に逃げ出して警察に助けを求めようとしたものの兄らに阻まれ、6月についに脱出に成功して、このユースホステルに住んでいたとのこと。しかしながら兄らは諦めず、7月に弟の居場所を特定して、もうひとりの容疑者であるJamal Cnaaniという男とともに弟を殺害しようとしたんだそうです。
刺された弟は救急隊に、兄にやられた、性的指向のせいで襲われたと話しているそうです。兄らは事件の4日後自首し、Cnaani容疑者ともども、「名誉殺人」未遂の容疑で起訴されたとのこと。
ちなみにイスラエル大使館の主張では、テルアビブは「世界で最もLGBTQに優しい都市」の1つなんだそうです。詳しくは以下を。
今日 #テルアビブ では、毎年恒例の #LGBTQ の大祭典「テルアビブ・プライド」の目玉イベントである「#プライド パレード」が開催されます!多様性と平等を祝福するために、数十万もの人々が「世界で最もLGBTQに優しい都市」の一つに指定されているテルアビブの街を歩きます🌈 https://t.co/50NMyT3KXG
— イスラエル大使館 (@IsraelinJapan) 2019年6月14日
性的指向が理由で失神するまで家族に殴られ、家出してもなお追われて殺されかけるというのは、「優しい」とは言わないと思うんだけどねえ。