エクアドルのトランス女性団体“Vivir Libre”のスポークスパーソンが、2020年4月初頭以降、同団体のシェルターが宗教団体の人々によって外から侮辱語をがなりたてられたり、差別的な落書きをされたりしていると発表しています。
詳細は以下。
“Vivir Libre”は同国グアヤキルの北西部に本拠地を置き、トランスの人々や元受刑者、移民などを支援している団体。その“Vivir Libre”のシェルターに、まず4月初旬に宗教組織の代表者4~6人がやってきて、ラウドスピーカーで反LGBTI的な侮辱語を叫びたてたんだそうです。さらに4月24日の朝、建物に「出ていけオカマども("Fuera Maricones")」、「ベネズエラのオカマに死を(“veneco maricón muerte")」などという落書きがされているのが見つかったとのこと。たいへんわかりやすい、ホモフォビアとトランスフォビアとゼノフォビアの複合技ですね。
写真はこちら。
Nuevo ataque a Casa de acgida Trans donde habitan migrantes y mujeres Trans @ECU911_ @DEFENSORIAEC @DialogoDiverso @Lenin @CynthiaViteri6 @danomanzano @inredh1 @DDHH_Ec @Lenin @colibri_andoEc @CoordinadoraG @makrolgye @AsambleaEcuador @ATA_Trans @pametroya @DianaIMaldonado pic.twitter.com/L2SxvFIrey
— odalys cayambe (@Papolanco1) April 24, 2020
……今ならこういうのを見て「外国は大変だねえ、日本にはそんな差別はないのにー」みたいな寝言をとなえる人も減ってるんじゃないかな。人間、恐れが強かったり知識不足だったりすると、いとも簡単にこういうことをしでかすもんですよ。なお、上記の事件については4月25日に州検察庁に告訴状を提出済なんだそうで、あとは当局の捜査次第ということになるみたい。さっさと犯人が捕まって、がっつり処罰されてほしい。