石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

アルゼンチン空港警察、ノンバイナリーな制服規定を採用

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アルゼンチン空港警察(PSA)が、新しいノンバイナリーな制服規定を発表しました。「重要なのは職務の効率であって、性別(el sexo)ではない」と、同機関は主張しています。

詳細は以下。

escandala.com

このたび発表された新しいルールでは、空港警察職員には化粧すること、ひげを伸ばすこと、髪を伸ばすこと、タトゥーをあらわにすること、ネイルを塗ることなどが認められています。女性に対するスカート着用義務もないのだそうです。同国の国家安全保障省に属する機関が制服規定を変更して性別二元論のパラダイムに立ち向かうのは、これが初とのこと。

なお、この新たな規定が生まれたきっかけは、自分のアイデンティティーへの移行をとげた警官が、空港警察から処罰を受けるリスクを冒してネイルを塗り、アイラインを引いたことだったのだそうです。ホセ・グリンスキー(José Glinski)空港警察長官(director nacional de la PSA)は、「必要があるところに、権利が誕生する」と話しています。

このニュースを読んでいて思い出したのが、最近見かけた以下の3コマ漫画でした。

https://webcomicname.com/post/187671320574

シスシスヘテヘテした服装規範のアホらしさって、この3コマで言いつくされていると思います。それでもどうしても「人間はいかなる時と場所でも性器オリエンテッドな恰好をするのが正しい」としか考えられない方々もいらっしゃるのでしょうが、他人がその考えに従って行動してあげる義理はないので、ひとりでこのようなファッション(NSFW)でもお楽しみになっててくださればよろしいのでは。あ、これ(同)でもいいかも。