石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ゲイカップルが野球場で婚約 ワシントン・ナショナルズの試合中

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2017年9月27日、米メジャーリーグのワシントン・ナショナルズの試合中、観客席のゲイ男性が恋人にプロポーズ。無事婚約成立となったそうです。

詳細は以下。

Watch this gay male couple get engaged at Washington Nationals game - Outsports

動画はこちら。

このカップルはタイ・フレミング(Ty Fleming)さんとタイラー・ギャリソン(Tyler Garrison)さんといいます。ナショナルズのスポークスパーソン、ジェニファー・ジグリオ(Jennifer Giglio)さんによると、ナショナルズのプロダクション部門とマスコットの「スクリーチ」がこのカップルの片方に協力して、サプライズのプロポーズを準備したとのこと。おめでとうございます、お幸せに。

ところでなぜ半月以上前のニュースを今さらここに書くのかというと、単純に見逃していたからです。最近は同性間プロポーズのニュースがたくさんありすぎて、「これはもうブログに書いたはず」と思い込んでスルーしそうになることがしばしばあるのですが、今回もたぶんそのパターンなのではないかと。ほら、「ゲイカップルがスポーツの試合でマスコットに誘導されてプロポーズ」って、以前にもありましたし。詳しくは以下を。

シカゴ・ブルズの試合会場でゲイカップルがプロポーズ NBA史上初 - 石壁に百合の花咲く

それにしても、ちょっと前まで野球場のキス・カムで同性同士のキスが映し出されることすら珍しかった(米国のメディアでも、このキスは球場史上初なのか否かと話題になったりしていた)のに、今では同性カップルがプロポーズしていても驚きもせず「あれ? このニュース、前にも見なかったっけ?」とまず思うようになっていたことに、自分が一番びっくりしました。ほんの少しずつではあっても、社会は変化しているのだと思います。

オバマ前米大統領、公式肖像画をゲイのアーティストに依頼 スミソニアンが発表

Barack Obama 8?X 10ポスター# rd04

2017年10月13日、米スミソニアン協会が、オバマ前大統領が公式肖像画の制作者にゲイのアフリカ系アーティスト、ケヒンデ・ワイリー*1(Kehinde Wiley)氏を選んだと発表しました。

詳細は以下。

Obama chooses gay artist Kehinde Wiley to paint official portrait

スミソニアンによると、パパ・ブッシュの時代から、米国では大統領と大統領夫人の公式肖像画を制作する習わしがあるんだそうです。この肖像画は2組作られ、1組がホワイトハウスに、もう1組が国立肖像画美術館(National Portrait Gallery)に収められるのとのこと。これらの肖像画の制作者として、バラク・オバマ氏はケヒンデ・ワイリー氏を、ミシェル・オバマ氏はエイミー・シェラルド(Amy Sherald)氏を選びました。そしてGay Star Newsによれば、ワイリー氏はゲイなのだそうです。副大統領がゲイを全員縛り首にしようとしていると言ってはしゃいでいる現大統領とは、根底から違うよね……。

ワイリー氏は「最新のヒップホップ系ストリートファッションに身を包んだ若きアフリカ系アメリカ人」を描き続けてきたアーティストで、これまでLL・クール・Jやマイケル・ジャクソンなどの肖像画を手掛けているとのこと。作風は、以下の動画がわかりやすいと思います。

そして、最近彼の名をいっそう有名にしたのが、ドラマ『Empire 成功の代償』でテレンス・ハワード扮するルシウス・ライオンの家に飾られているコレクション。これみんな、ワイリー氏の作品です。

Very large #painting from my recent #exhibition The World Stage Jamaica. Naomi and her Daughters, 2013 Oil on canvas 180 " x 90.5"

Kehinde Wileyさん(@kehindewiley)がシェアした投稿 -

オバマ夫妻の公式肖像画は2018年にお披露目され、国立肖像画美術館の常設コレクションに加えられるとのこと。完成した作品(の映像)を見るのが、今から楽しみです。

*1:"Kehinde Wiley"でGoogle検索するとなぜか『ケヒンデ・ウィレイ』というカタカナ表記が出て来ますが、CNNABCなどの番組では、この姓は「ワイリー」と発音されています。

「キスしていちばん楽しかった共演者は?」ケイト・ブランシェットの答えはもちろん……

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2017年10月16日、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)がエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)の番組で「キスしていちばん楽しかった共演者は?」と質問され、一瞬であの人の名前を挙げました。

映像はこちら。

この部分の会話を訳すとこんな感じ。


エレン「キスしていちばん楽しかった共演者は?」

ケイト「おーう、ルーニー・マーラ」

Ellen: Which co-star was the most fun to kiss?

Cate Blanchett: Ohhhh, Rooney Mara.

世界中の視聴者がこれ見て"Ohhhh""と悶えたに違いないと思います。

今週の未紹介LGBTニュース(2017年10月15日)

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『ウィル&グレイス』S4E4にジェーン・リンチ登場 役柄はなんと……

On The Next "Will & Grace": Jack's A Grandfather And Jane Lynch Works At A Gay Conversion Camp | NewNowNext

米国で2017年10月19日放送予定の『ウィル&グレイス』S4E4"Grandpa Jack"にジェーン・リンチ(Jane Lynch)がゲスト出演し、ゲイ矯正セラピー(conversion therapy)のカウンセラー役を演じるというニュース。ジェーン・リンチはこういう役をやらせると抜群に面白いので(ゲイ物じゃないけど、映画『ぼくたちの奉仕活動』のコカイン・ジョークの場面とかが好例)、早く見たいです。

ちなみに以下の動画で本人が語っているところによると、ジェーンはオリジナル版の『ウィル&グレイス』でオーディションに落ちたことがあるんだそうです。「今回出演できて、本当によかった」とのこと。


豪路面電車でレズビアンの手つなぎイベント開催

Moving tribute for lesbians convicted for holding hands on a tram

1977年、豪メルボルンのレズビアンカップルが、路面電車で手をつないでいたことを「わいせつ行為」とされて有罪判決を受けました。ビクトリア州では1980年まで同性愛は違法だったんです。この事件から40年経った2017年10月、このカップルの名誉をたたえるため、年配のレズビアンたちがメルボルンの路面電車で女性同士で手をつなぐというイベントが開催されたのだそうです。

ハッシュタグ#WomenHoldingHandsでTwitterを検索すれば、手をつないでいる参加者たちの写真を見ることができます。以下に少しだけ貼っておきます。


ゲイ少年が主役のロマコメ映画『Love, Simon(原題)』からカミングアウトデーのメッセージ

This Coming Out Film Is the Gay Rom Com We've Been Searching For | PRIDE.com

毎年10月11日は「ナショナル・カミング・アウト・デー」。この日、2018年公開のロマンティック・コメディ映画『Love, Simon(原題)』が、Twitterでこんなメッセージを発信していたというニュースです。

訳:「どんな人にも、すばらしいラブストーリーがあっていい」。

この映画は、米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が主催する、ウィリアム・C・モリス・ヤングアダルト新人賞を受賞した小説Simon vs. the Homo Sapiens Agendaを原作とするコメディ。内容は、クロゼットなゲイの高校生サイモンがあるきっかけでアウティングされそうになり、そこから思わぬ事態にまきこまれていくというもので、原作本は米Amazonのティーン向けLGBTロマンスの売れ筋ランキング1位(2017年10月15日現在)になっています。映画版の監督はグレッグ・バーランティ(Greg Berlanti)、つまり『スーパ―ガール』や『THE FLASH』のプロデューサーの人。これはちょっと見たいな。

Simon vs. the Homo Sapiens Agenda

Simon vs. the Homo Sapiens Agenda

今年もシスヘテロがカミングアウトデーの横取りを画策 『ウィル&グレイス』がポエムで反撃

Straight people hijacked the National Coming Out Day hashtag because of course they did · PinkNews

今年も一部のシスヘテロ(性別違和のない異性愛者)が、自分たち用の「ナショナル・カミングアウト・デー」がないことに文句をつけ、Twitterでカミングアウトの真似事をしてはしゃいだり、「ナショナル・ストレート・デー」を作れと要求したりしていたというニュース。ちなみに、ドラマ『ウィル&グレイス』脚本家公式Twitterは、このような事態を鑑み、以下のようなマザーグースのパロディーをツイートしていたとのこと。

訳:

ナショナル・カミングアウト・デーに捧げるポエム:

ばらは あかい
すみれは あおい
もし きみがストレートなら、おちつけ
このひは きみらのためのものじゃない

さすがは『ウィル&グレイス』。

補足

そもそもシスヘテロが自分たち用の「カミングアウト・デー」がないのは不平等と言い出すことがなぜおかしいのかについては、以下の記事がご参考になるかと思います。

フェアな社会とは何か? 平等と特権と差別をもう一度考える | トロントのハッテン車窓から

ドラァグショウで『キル・ビル』1&2完全再現

Drag Queen Heidi Haux Reenacted All of 'Kill Bill' In One Epic Performance | PRIDE.com

ドラァグクイーンのハイディ・ホー(Heidi Haux)が、ニューヨークシティのドラァグ・コンペティションで、映画『キル・ビル』1&2をもとにした素晴らしいパフォーマンスを披露したというニュース。

まず、ユマ・サーマンに扮するハイディの姿をごらんください。

動画はこちら。ヴァーニタ・グリーンとの死闘、オーレン・イシイの雄叫び、謎の覆面をつけたジャパニーズ・ヤクザとの立ち回りなど、おいしいシーンがてんこ盛りです。ちゃんと棺桶にも閉じ込められてます。あたしのお気に入りは、ダリル・ハンナ役の人の度を越した熱演っぷり。


シャミール、新曲「Straight Boy」でホワイトウォッシングやクィア拒否を批判

Shamir's New Video for 'Straight Boy' Tackles Whitewashing & Toxic Masculinity | PRIDE.com

シンガー・ソングライターのシャミール(Shamir)が、新曲「Straight Boy」のミュージックビデオで、異性愛者男性のマスキュリニティやホワイトウォッシングに反旗を翻しているというニュース。歌詞はこんなです。

ストレートの男が気にしてるのは/自分が外からどう見えるかってことだけ

誠実であることはあいつらの好みじゃない/でも、そのせいで内面はボロボロになってる

だからあいつら、私みたいな人たちにいつも当たり散らしてるんだ

All straight boys care about/is how they’re viewed from the outside

Cause being true is not their thing/though it eats them up internally

And they take it out on people like me all the time.

ちなみに「私みたいな」と歌うシャミールは、ジェンダーもセクシュアリティもないという自己認識の持ち主です。

「Straight Boy」の動画はこちら。見どころは途中から白人男性がシャミールになりかわってリップシンクでこの曲を歌い(?)始める場面。思わず『ドリームガールズ』の"The Cadillac Car"白人バージョンの場面を思い出してしまいました。


トランプを招いたヘイトグループの集会でアンチゲイなチラシが配られる

You won’t believe what’s in the swag bag at the hate group summit Trump headlined / Queerty

反LGBTQ活動にいそしみ、南部貧困法律センターからヘイトグループに分類されている「ファミリー・リサーチ・カウンシル」(Family Research Council)が先日トランプ大統領を招いてスピーチさせたイベントで、『同性愛がもたらす健康上の危険』(The Health Hazards of Homosexuality)なる本の宣伝チラシが配布されていたというニュース。

チラシの写真はこちら。

このチラシは同イベントのお土産として配られたバッグに入っていたとのこと。内容は、性感染症の流行は同性愛者と両性愛者男性のせいだとし、若者などが「同性愛行為をまねることのリスクにいよいよ激しく晒されている」などと述べた上で、29ドル95セントの『同性愛がもたらす健康上の危険』(The Health Hazards of Homosexuality)という本を買うよう促すというもの。ちなみにこの本、米Amazonのカスタマーズレビューでは「ヘイトグループの偽科学」「ごみ」「嘘」「Amazonがこれを売ってることさえむかつく」などと酷評されています。

なおLGBT Nationによれば、「ファミリー・リサーチ・カウンシル」の集まりでスピーチした大統領は、ドナルド・トランプが初なのだそうです。その理由、わかる気がする。

ランディ・レインボーが「Despacito」パロディーでトランプ批判

Randy Rainbow tears into Trump in latest priceless parody – watch

ランディ・レインボー(Randy Rainbow)が、2017年初頭に大ヒットしたスペイン語の曲「Despacito」のパロディー動画でトランプをけちょんけちょんに批判したというニュース。歌詞字幕つきで大変わかりやすく、プエルトリコなど最新のネタも出て来ます。

動画はこちら。


ゲイバー外の発砲事件で男を逮捕 米アトランタ

Man arrested after shooting outside Atlanta gay bar

2017年10月9日にアトランタのゲイバーにいた5人グループをつけ回し、店の外までついて行ってわいせつなことばを叫び、金をねだり、脱げと要求したあげく銃で撃って怪我をさせた男が逮捕されたというニュース。警察は、42歳の容疑者イライジャ・ペイトン(Elijah Payton)は「非常に危険」で、2016年9月に起こった別の銃撃事件にも関与している可能性があるとして捜査中だとのこと。

おおむね堅調、サンバースも好調―ドラマ『スーパーガール』3x01感想

ポスター/スチール写真 A4 パターン16 スーパーガール 光沢プリント

まずまず快調な滑り出し

スーパーマンのいとこ、スーパーガール/カーラが主人公のアクションドラマ、第3シーズン*1。S2最終話での喪失から立ち直れないカーラの傷心を軸に、新たなヴィランの紹介などが進められています。いくつか不安要素はあるものの、おおむね堅調な回でした。

よかったところ

今回特によかったのは、以下のおなじみのキャラたちの活躍でした。

  1. DEO捜査官アレックス(カイラー・リー)と刑事マギー(フロリアナ・リマ)のレズビアンカップル、通称「サンバース」
  2. メディア女王キャット・グラント(キャリスタ・フロックハート)
  3. LコープのCEOレナ・ルーサー(ケイティ・マクグラス)

まずサンバースは、まるでサンディエゴ・コミック・コンで一部のキャストがLGBTファンから不評を買ったあの一件を埋め合わせるかのごとく登場場面が多く、アクションも盛りだくさんで、ふたりの間の愛と信頼も手堅く描かれていたと思います。アレックスがマギーをあたりまえのように「わたしのフィアンセ」と呼んだり、「ナショナルシティ史上最大の、最高にゲイなウエディング」("the biggest, gayest wedding that National City has ever seen")をすると言ったりしているというような、細かな描写の積み重ねもよかった。

次に、キャットについて。撮影地(バンクーバー)がキャリスタ・フロックハートの活動範囲から遠すぎるという事情は変わらないため今シーズンも不在かと思いきや、意外な方法で画面に登場しており、面白かったです。時事ネタを駆使した彼女の毒舌には、ちょっとSNLの「Weekend Update」みたいな趣があったと思います。毎週やればいいのに、あれ。

最後にレナ・ルーサーについては、シーズン2で雲散霧消しつつあったこの番組のフェミニズム・テーマを取り戻してくれそうな流れが大変楽しかったです。今後の活躍にも期待がかかるところ。

気になった箇所2点

S3E1の不安要素はまず、脚本の詰めの甘さです。「人命のかかった緊急事態の中、なぜかキャラが任務そっちのけでプライベートな会話を始める」という、シーズン2でも見られた謎現象がまた発生しており、大事なシーズンプレミアでこの雑さはちょっとないだろうと思いました。そんなんだからシーズン2フィナーレより視聴率が落ちているのでは?

それから、予測済みではあったものの、前シーズンで一旦退場したカーラの恋人、モン=エル(クリス・ウッド)が早くもうろちょろし始めているところも気になります。モン=エルは一部のファンから「ピザの上のパイナップル」と呼ばれるぐらいコントロバーシャルなキャラで、S2で彼の自己中心的なふるまいにカーラが振り回されるくだりなど、あたしの目には「『男の人ってこういうものだから仕方ないの……』という呪文を唱えつつせっせとセルフ纏足に励むという、悪しきヘテロ女性カルチャーの具現」にしか見えませんでした。なので、できればもう少しモン=エルのお休み期間を作って欲しかったのですが……パイナップルピザ好きの視聴者がそこまでたくさんいると製作陣が見込んでいるのなら、もう仕方あるめえ。女性キャラの聡明さや強さやかっこよさは主人公以外のキャラに期待することにして、カーラのことはしばし薄目で見守りたいと思います。実を言うと、「もう今シーズンはレナの頭脳がスーパーヴィランを倒して、カーラは荒事専門のサイドキックってことでいいんじゃないの」とまで思ってます。

新キャラについて

最後に新キャラについて。セクシストな悪役のモーガン・エッジ(エイドリアン・パスダー)は今のところAutostraddleで「マックスウェル・ロード2.0」と評されている通りの雰囲気で、もう少し新味があってもよかったのではないかと思いました。彼が熱弁をふるう、黒人と女性がそれぞれ1人しかいない会議のグロテスクさなんかは今風でよかったのですけどね。逆に初手から存在感が凄かったのが、オデット・アナブル演じるところのサム。彼女の正体は既にコミックコンのパネルで公表されているのですけれど、それを最初から全部見せずに小出しにしていく演出もナイス。今後アストラおばさん(S1)やレア女王(S2)に負けない大物となるのかも?

まとめ

一行でまとめると「パイナップルをどければ十分おいしくいただけるピザ」かなあ。パイナップル以外においしい具材がしこたま乗っているので、全体的には10段階評価で8点ぐらいはつけたいです。

*1:2017年10月現在、シーズン3は米国での放送が始まったばかりで、日本では未放送です。この感想は、DL購入した北米版を視聴して書いたもの。

今週の未紹介LGBTニュース(2017年10月8日)

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「もし異性愛者カップルが休暇旅行でゲイカップルのように扱われたら?」英旅行会社の傑作動画

Virgin Holidays campaign flips the script on straight vacationers / Queerty

英国の旅行会社ヴァージン・ホリデイズ(Virgin Holidays)が、「もし異性愛者カップルが休暇旅行でゲイカップルのように扱われたら?」(What if we treated straight couples like we treat gay couples on holiday?)というタイトルの傑作動画を発表したというニュース。動画は以下。

これ、ユーモラスだけどとことんリアルです。英語字幕があるからわかりやすいと思うんですが、箇条書きにするとこんな内容になってます。

  1. ホテルのプールでオイル(日焼け止め?)を塗りっこしているだけで、知らない人から「部屋に行け」と叫ばれる
  2. ハネムーンなのに出張旅行だと思われる
  3. 「ハネムーンです」と訂正するとギャグだと思われて爆笑される
  4. ダブルベッドの部屋を予約したことをホテルのフロントで「何かの間違い」扱いされ、「そんなの気持ち悪いですよね」とまで言われる
  5. 赤の他人からにやにやされて、誉め言葉のつもりでステレオタイプを押し付けられる
  6. 赤の他人からにやにやされて、「自分には異性愛者が見分けられる」だの「自分には異性愛者の友だちがいる」だのと自慢される
  7. 「本当の」カップルではないからと、カップル割引きを断られる
  8. 自分から「シャッター押しましょうか」と言ってきた人が、こちらがキスした瞬間「気持ち悪い」と顔をしかめてスマホを返してくる
  9. ホテルのロビーを歩いているだけで、「うえっ」「ここは客を選ばないのか」「キモい」などと遠くから言われる
  10. バーでロマンティックな気分になってキスしようとするとバーテンダーに阻止される
  11. ホテルのメイドに面前で「わたしが古いのかもしれないけど、こんなの間違ってる」とヒソヒソされる

以下、ヴァージン・ホリデイズがこの動画につけたキャプション。

新たな研究で、LGBT+の人々の中で、休暇中に人前で快適に愛情表現できる人は20人に1人しかいないことがわかりました。当社は、この事態が変化して、すべての人が何でもできるようになる必要があると考えています。

New research reveals that only one in twenty LGBT+ people feel comfortable showing affection on holiday. We think that needs to change so that everyone can take on the world.

ジャッキー・チェンの娘がレズビアンとしてカミングアウト

Jackie Chan's Daughter Comes Out As A Lesbian | NewNowNext

2017年10月5日、ジャッキー・チェンの娘の Etta Ngさん(18)がソーシャルメディアでレズビアンとしてカミングアウトしたというニュース。Ettaさんはレインボーカラーを背景にした自分の写真に「万一誰も知らないようだといけないから一応言っておくけど、わたしは同性愛者」("In case no one got the memo, I’m gay.")というキャプションをつけて一旦ポストしたのち、そのキャプションを消して、#lesbianや#lgbtqaiなどのハッシュタグに置き換えたとのこと。

🌈 #lgbtqai #lgbt #lesbian #androgynous

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Ettaさんと同居中の恋人、Andi Autumnさんも関係を肯定。

カミングアウト後のふたりは、フォロワーから寄せられた愛と支援への感謝を表明しています。

I am in awe at the amount of support and love poured my way. I am speechless at how followers went to my Girlfriend @andiautumn and my account to show us both so much positivity. People all over the world have been rooting us on as Hong Kong media continues to mock. I’ve grown up in a world of negativity and close mindedness but I am at that point where I realise that I can use my experience to tell my truths and help others just like me. Thankfully I’ve grown since the days I was powerless and uncertain what the world has for me. Thank you for the enormous outpour of love and acceptance. 🌈❤️🙌🏻💪🏻 我對於大家的支持和愛感到十分驚喜與感激。你們在我和我女朋友 @andiautumn 的instagram户口留下的正能量實在令我感恩。多謝來自世界各地的你們給我的祝福,令我感到恩惠,當香港傳媒不斷去評論我的生活時,令我感受到無比的壓力。我從小在一個佈滿負面和封閉的環境下長大,但是隨著社會進步,我希望能夠利用我的故事來説出真相從而幫助其他和我處境一樣的人。我曾經對於世界和未來感到非常無助和迷惘,但慶幸身邊一直有不同的人去支持和鼓勵我,令我想通了,成長了。最後我想再次多謝大家的關懷和接受。🌈❤️🙌🏻🦄 #lgbt #androgynous #lgbtqai #loveislove #lovewins #lovealwayswins #lesbian #love #support #🌈 #androgynous #queer #gay #gaygram #loveyourself #advocacy

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ちなみにEttaさんは、自分はジャッキー・チェンとは没交渉で、彼は自分の人生とは無関係だと語っているそうです。

エレンとオプラのお買い物ギャグが楽しすぎる

Ellen and Oprah Winfrey went grocery shopping together and it was all kinds of amazing | Attitude Magazine

米国の人気トークショーホスト、エレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)とオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)が『エレンの部屋』で共演。スーパーを舞台にギャグを繰り広げました。動画は以下。

Part 1のズッキーニ(きゅうり?)ギャグとか、「お昼の番組でここまでやっていいんですかこれ」と突っ込みたくなるほどの飛ばしっぷり。エレンのお買い物ギャグはミシェル・オバマとの回も楽しかったけど、今回もいいよね。

一応申し上げておくと、エレン・デジェネレスは1990年代にレズビアンとしてカミングアウトした(そしてもちろんLGBT差別に反対の)コメディエンヌです。2003年からスタートした彼女のトークショー『エレンの部屋』は視聴率もよく、少なくとも2020年まで続くことが決まっています。「LGBT差別反対と騒ぐとテレビにLGBTが出せなくなる」のような珍説(参考)をお唱えの皆さんは、たぶん、こういう番組の存在自体をご存知ないのでは。

男性特権の値段は総額25万ドル(約2800万円) トランスジェンダーの起業家が算出

「男性特権」の値段 トランスジェンダーの起業家が算出 - BBCニュース

ヘッドハンティング会社で研究部門を率いるトランスジェンダーのビビアン・ミン博士の計算で、「男の特権」は総額25万ドル(約2800万円)という結果が得られたというニュース。

これって多分、以下のリンク先と関係があることなんじゃないかと思います。

サンフランシスコのレズビアン活動家カップルの話が絵本に

Iconic Lesbian Activists Phyllis Martin And Del Lyon Subject Of New Children's Book | NewNowNext

サンフランシスコのレズビアン・アクティヴィストのカップル、フィリス・マーティン(Phyllis Martin)さんとデル・ライオン(Del Lyon)さんについて描いた絵本が出版されたというニュース。いいね、こういうのがないと性的少数者の歴史は全部ゲイ男性が主役となって動かしたってことにされかねない(参考)からね。

この本のタイトルは When You Look Out the Window: How Phyllis Martin and Del Lyon Built a Community(直訳すると、『窓の外を見ると:フィリス・マーティンとデル・ライオンはどんな風にコミュニティをつくったか』)といい、日本のAmazonでも買えます。

When You Look Out the Window: How Phyllis Lyon and Del Martin Built a Community

When You Look Out the Window: How Phyllis Lyon and Del Martin Built a Community

14歳トランスジェンダー生徒を暴行 学校の監視カメラに映像 7人停学

14-year-old Transgender Teen Viciously Beaten In School Hallway | NewNowNext

米ニュージャージー州のハイスクールの廊下でトランスジェンダーの1年生カイリー・ペレス(Kylie Perez)さんが殴る蹴るの暴力を振るわれ、警察がケイトクライムの可能性を視野に入れて捜査しているというニュース。暴行の様子は学校の監視カメラに映っていて、加害者7人が停学になったそうです。なおカイリーさんは、暴力が始まる前、ひとりの女子生徒が「あそこに"Tranny"(トランスジェンダーの人を指す侮蔑語)がいるよ!」と叫ぶのが聞こえたと話しているとのこと。

英国でゲイ/バイセクシュアル男性のHIV感染の診断が80年代以来初めて減少

For the first time since the 80s, new HIV diagnoses are declining among gay and bi men in the UK

見出しの通り。National AIDS Trustのデボラ・ゴールド(Deborah Gold)氏は、「検査、治療、コンドーム、予防薬(PrEP)のおかげで、ゲイ男性にとってのHIVの重荷が減っていく未来が見えてきました」と語っているとのこと。日本はどうなってるんでしょうね、これ。

アンチゲイな説教師のため電車遅延 英ロンドン

South Western Railway trains to London Waterloo delayed after passengers flee onto tracks when man 'recites Bible passages on homosexuality' outside Wimbledon station | Richmond and Twickenham Times

2017年10月2日午前7時40分ごろ、英国ロンドンのシェパートン発ウォータールー行きの電車で、満員の車内で同性愛と婚前交渉をとがめる聖書のことばを読み上げ始めた男がいたため、電車が遅延したというニュース。ちなみに、男の周りからはあっという間に人がいなくなり、乗客たちは電車が赤信号で止まっている間にドアをこじあけて線路へと逃げ出したとのこと。

実生活だとこれだけ嫌がられる行為が、インターネットだとわりと野放しにされがちなのはなぜなんだろう?

『ル・ポールのドラァグ・レース』S4のフィ・フィ・オハラがプエルトリコ救済ドラァグショウ開催

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ハリケーン「マリア」の被害に苦しむプエルトリコを助けるため、ドラァグクイーンのフィ・フィ・オハラ( Phi Phi O’Hara)がチャリティのドラァグ・ショウを開催するそうです。ショウの利益はすべて、被災者支援のために寄付されるとのこと。

詳細は以下。

Phi Phi O'Hara Announces Superstar Drag Benefit Show For Puerto Rico | Billboard

フィ・フィ・オハラはイリノイ州シカゴ出身のドラァグクイーンで、勝ち抜きコンテスト番組『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン4の元コンテスタントです。フィ・フィはプエルトリコの被災者への寄付金を集めるため、 来たる2017年11月6日、米ミネソタ州ミネアポリスでスーパースターのドラァグ・ショウをおこなうとのこと。ショウの名前は"Queens United/Reinas Unidas" (直訳すると『結束したクイーン』)で、利益は全額、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)とマーク・アンソニー(Marc Anthony)がプエルトリコの被災者支援のために結成したアーティストとスポーツ選手の同盟、"Somos Una Voz"(意味は『わたしたちはひとつの声)に寄付されるそうです。

フィ・フィ・オハラのInstagramでの告知はこちら。


『ル・ポールのドラァグ・レース』って、プエルトリコ系のコンテスタントがいっぱいいたはず。と思って上記の出演者を見てみると、シーズン8のシンシア・リー・フォンテーヌ(Cynthia Lee Fontaine)など、見覚えのある顔がけっこうありますね。なお、フィ・フィの夫もプエルトリカンで、それだけにいっそうこのハリケーン被害に心を痛めているのだそうです。

以下、フィ・フィのことば。

「プエルトリコで奮闘している人々に思いやりと共感を示すのに、お金はいりません」と、オハラはコメントした。「本当に必要なのは、再建を手伝い、プエルトリコの人々に、あなたたちは大切な存在なのだと示すリーダーなんです。誰かが困っているのを見たら、人種・性別・ジェンダー・宗教的背景が何であろうと人として手を差し伸べて助けなければ」

“It doesn't take money to show compassion and empathy for people who are struggling in Puerto Rico,” O’Hara comments. “What it does take is a leader to help rebuild and show the people of Puerto Rico that they matter and we as humans, no matter race, sex, gender, religious background, see someone struggle, you put out a hand to lift them up.”

Queens United/Reinas Unidasはクラウドファンディングでも寄付を募っており、目標額1万ドルのところ既に7千ドル以上が集まっています。「ミネアポリスまではいけないけど、ちょっと財布に小銭余ってるわ」という方は、ぜひ以下を覗いてみてください。

もちろんこちらでも可。