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先日第68回エミー賞コメディーシリーズ部門助演女優賞に輝いたオープンリー・レズビアンの米女優ケイト・マッキノン(Kate Mckinnon)。受賞後のインタビューの中でいちばん面白かった、トゥナイト・ショーでの発言をいくらか訳してみました。
まず前半。動画はこちら。
ケイトはだいたいこんなことを言ってます。
「(ジミー・ファロンに受賞スピーチを褒められて)ありがとう。わたし、覚えてないんです。あの夜、名前を呼ばれた後の記憶が吹っ飛んでいて。名前を呼ばれたことはわかってるんです。そこで記憶がブラックアウトして、何時間も経ってからふと我に帰ったら、ホテルの部屋でひとりでスパゲッティー食べてました。前にもこういうことがあったんですよね。そんなわけで、自分が何を言ったのかわかってません」
「(エミー賞のトロフィーが今どこにあるかわからないんだって? と聞かれて)そうです、どこにあるのか知らないんです。漠然とした記憶によれば、誰かがわたしの手から持っていったんですけど、今どこにあるのかはわからなくて。でもトロフィーの写真は、他の人のFacebookで見ました。あのトロフィー、(旅行会社の)トラベロシティーのCMのノーム人形*1みたいに冒険したんですよ」
動画では、ここからしばらくそのFacebookの写真(トロフィーがケイトの手の中にあったり、『何人かは知っている』人たちに囲まれていたり、誰かの枕の上で寝ていたり、マネージャーの息子さんが持っていたりする)の数々が紹介されています。ケイトはカメラ越しに自分のトロフィーに「頃合いだと思ったら戻ってきて」と呼びかける一方、こんなことも言ってます。
「わたしのエミー賞トロフィーはフォレスト・ガンプみたいに向こう30年間の歴史的出来事を全部見て、それから帰ってくることになるのかも。だとしたらビューティフルね」
続きはケイトの愛猫、ニーノの話がメインです。
「おもちゃを買ってやっても不評で、バスタブから落ちる水滴の方が好きらしい」、「猫ベッドを買ってやったのに床で寝る」など、猫飼いならだれもが覚えがあるエピソードの数々も楽しいんですが、いちばん笑ったのはこの話でした。
「家に帰ってきて、『ニーノ、エミー賞獲ったよ』と言ったんだけど、彼の返事はこう。『Yeah、俺のトイレのうんちを片付けろよ』」
そんなわけで、でっかい賞を獲っても相変わらずのケイト・マッキノンなんでした。好きだなー、この人。
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