石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『まん研(2)』(うおなてれぴん、芳文社)感想

学校の漫画研究会「第2まん研」を舞台に繰り広げられるオタクネタ4コマ。百合ネタは1巻よりさらに減り、全身タイツなどの一般に通じやすいギャグも減り、ひたすら「同人あるあるネタ」に力点を置いた漫画と化しています。

『とある科学の超電磁砲(1〜3)』(冬川基[画]/鎌池和馬[原作]、メディアワークス)感想

人気ライトノベル『とある魔術の禁書目録』の外伝コミックです。小説未読でも十分楽しめる上、まず漫画として面白い! 1編のSFコミックとして隙のない傑作だと思います。百合部分も、ガチカプこそ誕生しないもののすっごくよかった。

映画『水の中のつぼみ』感想

水の中のつぼみ [DVD]セリーヌ・シアマ ポニーキャニオン 2009-02-04売り上げランキング : 28881Amazonで詳しく見る by G-Tools 美しく残酷な思春期ラブストーリー 15歳の少女マリーが美人で高慢なシンクロ選手フロリアーヌにせつない片想いをする物語。フロ…

『青い花(4)』(志村貴子、太田出版)感想

いいぞいいぞ。これまでの4冊の中で、この4巻の展開がいちばん好きかも。1〜3巻ももちろんとても良かったのですが、この巻からはお話がぐっと現実的になってきて、「ふみとあーちゃんの恋」に焦点が当たり始めているところが嬉しいです。

『総天然色乙女組(2)』(みなづき忍、メディアファクトリー)感想

天真爛漫な「朱音」、ボーイッシュな「青伊」、美人霊能者「翠」の女子3人が活躍する学園4コマ、第2巻。1巻には「共学で同性同士は非建設的」(要約)なるホモフォビック発言がありましたが、今回はそうした台詞はまったくなく、楽しく読めました。

『華のパレット(1)』(戸田陽近、オークス)感想

ボーイッシュな受けキャラ「伊吹スミレ」(♀)のもとに男女3人が群がる18禁エロ漫画。調教系のHシーンが多いのに、終始コミカルで明るいトーンを保っているところがとても面白いです。♀♀話もえちくてラブラブで、かつ笑いもあってよかった。

同性同士の手つなぎ写真をアップロードする運動「A Day in Hand」がおもしろい

LGBTへの平等な扱いを訴える運動「A Day in Hand」を紹介する記事です。これは「世界中で、公の場で同性同士で堂々と手をつないで写真を撮り、『A Day in Hand』のオフィシャルサイトにアップロードしよう」という企画なんですが、とてもおもしろいのは、こ…

トランス女性を消火器で殴り殺した男、終身刑に

米国コロラド州で昨年7月にトランスジェンダー女性Angie Zapataさん(18)を撲殺したAllen Ray Andrade被告(32)が、4月22日水曜日に仮釈放なしの終身刑を宣告されました。 調べによるとAndrade被告はゲイ向けのウェブサイトでZapataさんと知り合い、約3日…

『私立カトレア学園 乙女は花に恋をする』(沢城利穂、一迅社)感想

私立カトレア学園 乙女は花に恋をする (一迅社文庫アイリス)作者: 沢城利穂,つたえゆず出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2009/04/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (3件) を見る出来レース的ラブストーリー(異性愛中心主義もい…

ハンガリーで同性パートナーシップ法が議会を通過

ハンガリーで2009年4月20日、同性パートナーシップ法が議会を通過したというニュース。投票結果は賛成199対反対159。この法は6月から実施されるそうです。どんどん進んでいくなあ、ヨーロッパ。日本、取り残されてるわー。

ジョージア州の11歳男子、ホモフォビックないじめに耐えかね自殺

米国ジョージア州で、11歳のJaheem Herreraさんがホモフォビックないじめに耐えかねて自殺したというニュース。彼は学校で「ゲイのチクリ屋」と呼ばれて毎日いじめられ続けたあげく、自室で布ベルトで首を吊りました。死体を発見したのは彼の10歳の妹。Jahee…

アリゾナ州のハイスクール、ゲイ生徒のレインボーリストバンド着用を認める

「アリゾナ州のハイスクール、ゲイ生徒に「レインボーのリストバンドをつけるな」と強要 - 石壁に百合の花咲く」の続報。アメリカ自由人権協会(ACLU)の勧告に応え、このハイスクールのある校区Peoria Unified School Districtは、先週リストバンドの着用禁…

ハイスピードのロシアンゲイセックス(?)、悲劇に終わる

モスクワで最高速度の3倍もの速さで走っていたランボルギーニ・ムルシエラゴが事故を起こした原因が、「ドライバーが運転中にゲイセックスに励んでいたから」ではないかと言われています。というのは、助手席に座っていたはずのChristianさん(16歳男性)が…

『ミカるんX(3)』(高遠るい、秋田書店)感想

特撮テイスト満載の美少女合体戦士百合漫画、第3巻。面白かったです。百合方面もエロあり心のつながりありで楽しいし、ベタな流れとみせかけて新事実をぶちかます展開もよかった。メリハリと遊び心のある絵も、キレのいいギャグとアクションも文句なし。

『蒼穹のカルマ(2)』(橘公司、富士見書房)感想

蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)作者: 橘公司,森沢晴行出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2009/04/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (37件) を見る相変わらず面白いけど、百合百合しさはやや減少か?シスコンならぬ…

ウガンダの反同性愛キャンペーン、今や「フルスイング」に

2009年4月19日、ウガンダのタブロイド紙「The Red Pepper」が、同国の同性愛者(複数)を顔写真入りで糾弾したというニュース。糾弾記事の書き出しの文句がまたすごい。

『Sweet Peach! -スイートピー!- (1)』(水野透子+千手ちゆ、一迅社)感想

主人公「桃香」が、美女たちにキスされまくりながら不思議な力で世界を救うファンタジー漫画。身体的接触だけは濃厚なものの、エロ方面の演出があざとすぎて今ひとつでした。ストーリーにも特に目を引くような新しさはなく、一言でまとめると「退屈」。

XBOX LIVEのポリシー・マネジャー、GLAADと会見

XBOX LIVEのポリシー・マネジャーのStephen Toulouse氏が、ゲームにおけるホモフォビアについて話し合うため、性的少数者団体the Gay and Lesbian Alliance Against Defamation (GLAAD)と会見したというニュース。

ペンギンのゲイカップルの子育て絵本『タンタンタンゴはパパふたり』、「アメリカ人がもっとも禁止して欲しいと思う本」リストのトップに

米国図書館協会(ALA)の調査で、ペンギンのゲイカップルの子育て絵本『タンタンタンゴはパパふたり』が、「アメリカ人がもっとも禁止して欲しいと思う本」2008年度リストのトップに輝いたとんだそうです。ちなみに日本のAmazonの商品説明によると、この本の内…

『蒼穹のカルマ(1)』(橘公司、富士見書房)感想

蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫)作者: 橘公司,森沢晴行出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2009/01/20メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 144回この商品を含むブログ (67件) を見る痛快微百合アクションコメディいやはや実に面白かった。タイトル及…

英航空会社「ゲイだったら困るから、男性の客室乗務員は雇わない」→雇用差別で訴えられる

UKの航空会社Gama Aviationが雇用差別で訴えられたというニュース。同社の客室乗務部長のAlexandria Proudさんの訴えによると、彼女は客室乗務員の雇用にあたり、「客室乗務員は若くて、女性で、独身で、サイズ12以下でなければならない」という差別的な規則…

米テネシー州の107校の公立学校、LGBTサイトへのアクセスを不法にブロック。ただし「ゲイを治療する」サイトへのアクセスは許可

テネシー州の107校もの公立学校が、生徒たちのLGBTサイトへのアクセスをブロックし、その一方で「ゲイを治療する」("Ex-Gay")サイトへのアクセスは許可しているというニュース。Knoxville News Sentinelの記事によると、アメリカ自由人権協会(ACLU)はこの…

米ワシントン州のドメスティック・パートナー法、法改正で「名前以外は結婚と同等」に

2009年4月15日、米国ワシントン州で、ドメスティック・パートナーシップに結婚と同等の義務と権利を付与する法案が上院を通過したというニュース。投票結果は賛成62対反対35。これで同州のドメスティック・パートナーは、遺族年金や税金の扱いなどにおいて、…

米Amazonの「検閲」騒動その後

2009年4月13日のエントリ「米AmazonがLGBT関連書籍を「検閲」? - 石壁に百合の花咲く」の続報です。

『天秤は花と遊ぶ(1)』(卯花つかさ、芳文社)感想

血を飲まないと生きていけない「吸血症」の少女「愁」と、そんな愁にあっけらかんと血を提供する「謡子」の物語。愁の繊細な心の揺れと、謡子の天衣無縫な性格とがうまくコントラストをなしており、楽しく読みました。

ポーランドの政治家、「ゲイの象はいらん」と立腹。一方フィラデルフィアの動物園はLGBTコミュニティを歓迎

ポーランドの政治家Michal Grzes氏が、同国の動物園で飼われているオス象"Ninio"がなかなか子供を作らないことに腹を立て、「ゲイの象を飼っておくために3700万ズオチ(約1100万ドル)もかけてヨーロッパ最大の象舎を建てたのではない」と発言したというニュ…

『アリスのお茶会』(大川マキナ、スクウェア・エニックス)感想

リキュウこと千利休に憧れて茶道部に入部した留学生「アリス」が主人公のギャグ4コマ。ほんわかした絵柄ながら、実はかなりしっかりした茶道入門漫画でもあり、楽しく読めました。仲良し感あふれる微百合部分もよかったです。

米AmazonがLGBT関連書籍を「検閲」?

米Amazonがここ数日でLGBT関連書籍を一斉に売り上げランキングから除外してしまい、著者やユーザから不満の声が上がっているというニュース。現状では、"Playboy - The Complete Centerfolds"(雑誌「プレイボーイ」の見開きヌード写真集)のような本が堂々…

マサチューセッツのLGBT、不公平税制への抗議としてボストン茶会事件を再現

来る4月15日、米国マサチューセッツ州のLGBTコミュニティが、同性カップルに対して不公平な税制度に異を唱えるため、ボストン茶会事件を再現するそうです。オリジナルの茶会事件が起こった場所の近くに集結して、この歴史的事件の再演をしたり、印刷物を配っ…

『ネコミミデイズ』(草野ほうき、ワニブックス)感想

ネコミミな人とネコミミでない人がフツーに共存する、ちょっと変わった世界の物語。ネコとネコミミの人々に好かれる主人公「ひな」と、親友「柚子」とのソフト百合漫画でもあります。途中まではあまり百合っぽくないため、最終回の展開に驚かされました。