石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカの反ゲイ団体、嘘だらけの不気味なアンチ同性婚CMを作成(追記あり)

いやはやこれはひどい。アメリカのアンチゲイ団体National Organization for Marriage(NOM)が2009年4月8日に発表したところによると、同団体は同性婚に反対するこんな不気味なCMをCNNやらFox Newsやらで流す予定だそうよ。

歌集『いけないことですか?』(佐竹沙織、文芸社)感想

女のコ同士の恋をうたう97首の短歌をおさめた歌集。タイトルや表紙から、「異性愛者向けのレズポルノ的な本かも」とも思ったのですが、それはまったくの杞憂でした。中身は甘酸っぱくみずみずしい恋歌ばかりで、とても楽しく読むことができました。

映画『ミルク』、サモアで上映禁止に

ゲイの米政治家、ハーヴェイ・ミルクの生涯を描く映画『ミルク』がサモアで上映禁止になったそうです。サモアの映画館チェーンのオーナーは「高い評価を得ている映画だし、賞もたくさん獲っているし、実話に基づく話なのになぜダメなのか」と嘆き、人権活動…

『純愛かたろぐ』(江戸屋ぽち、コアマガジン)感想

『アオイシロ―青い城の円舞曲―』で切ない百合話をものされた江戸屋ぽちさんの18禁コミックです。百合/レズビアンものは描き下ろし短編「なめくじの涙」だけなのですが、ちょっぴり苦みをきかせたラブラブぬるぬるエロエロなお話で、楽しく読めました。

イラクで殺害されたゲイ男性の数、25人に

「聖職者の発言を機に、バグダードで6人のゲイが殺される - 石壁に百合の花咲く」の続報です。 6人どころの騒ぎではありませんでした。ニューヨーク・タイムズの上掲の記事によると、この2ヶ月間にイラクのバグダード県Sadr市で殺害された同性愛者と思われる…

米国市民をパートナーに持つフィリピン系レズビアンマザー、強制送還の危機に直面

アメリカ フィリピン系移民のレズビアンマザー、強制送還の可能性 - ゲイジャパンニュースタンさんは2004年にメルカドさんとサンフランシスコ市で結婚。当時、同市は同性カップルに対して独自に婚姻を認め結婚証明書を発行していたが、後にカリフォルニア州…

『卒業式』(榛野なな恵、集英社)感想

♀♀恋愛ものではまったくないのですが、面白かったです。収録作「放課後」「野茨姫」など、女のコ同士の友愛関係を静謐に、かつ凛々しく描ききった傑作だと思います。ガチ恋愛系の百合物をお探しの方には向きませんが、そうでない方には非常におすすめです。

オランダの兵士、ゲイ・パレード参加時の制服着用可に

オランダで、「兵士はアムステルダムのゲイ・プライド・パレード参加時に制服を着用してよい」という許可が出されたというニュース。ただし、オランダ国防省は省がスポンサーになって舟を出す(アムステルダムのGay Pride canal paradeは運河で行われます)…

米国バーモント州、同性婚容認へ

2009年4月7日、米国バーモント州議会が同性婚を合法化する法案を可決しました。同性カップルの結婚する権利を裁判所命令なしに認めたのは、全米でも初だそうです。ちなみにこの州は、アメリカで最初にシビル・ユニオンを立法化した(2000年)州でもあるんだ…

同性愛者を狙って飲酒運転のでっちあげを繰り返していたシカゴの警官、告訴される

シカゴでゲイやレズビアンを相手にDUI(飲酒および/または麻薬の影響下の運転)のでっちあげを繰り返していた警官が、7件の訴訟を起こされたというニュース。罪状は、違反の捏造および過度の暴力、同性愛者へのハラスメントなど。皮肉にも、この警官Richard…

『魔法少女いすずさんフルスロットル(1)』(あらたとしひら、芳文社)感想

メガネっ娘に犬耳&猫耳魔法少女、メイド服……と、モチーフだけを見るといかにもテンプレ萌え漫画なのに、蓋を開けてみれば実にキュートで鮮烈な百合コメディでした。萌え記号を越えたところで、キャラの心情を丁寧に描いていくところがいいんですよ。

米国アイオワ州で同性婚合法化、オバマ大統領も支持

米国アイオワ州で2009年4月3日、同性婚が合法化されたというニュース。これでアイオワ州は、マサチューセッツやコネティカットと並び、アメリカで3つめの、そして中西部ではただひとつの、同性婚が認められた州となります。

聖職者の発言を機に、バグダードで6人のゲイが殺される

イラクのバグダード県Sadr市で、6人のゲイが殺されたというニュース。シーア派の聖職者Sattar al-Battat氏が「同性愛の蔓延を取り締まれ」と主張した後での出来事です。

悪人顔のあの人がコンドームのパッケージに登場

ローマ法王ベネディクト16世の「コンドームはエイズ問題を拡大させる」発言への異議申し立てとして発売されたとのこと。わはははは。肖像権とか大丈夫なんでしょうか、これ。ちなみにこのコンドームを販売しているのは国際女性保険連合(International Women’…

『魔法の呪文を唱えたら(2)』(鬼八頭かかし、学習研究社)感想

最強のぱんつアーティスト・鬼八頭かかしさんによる魔法学校百合4コマ。クレアからティエルへの片想いっぷりが1巻よりさらにクローズアップされており、どのエピソードも可愛くてよかったです。惜しむらくは、本編の終わりがいささか唐突すぎるところ。

アルメニアとアゼルバイジャンの少年が主人公のゲイ小説、物議をかもす

アルメニア人とアゼルバイジャン人のふたりの少年の愛を描いたゲイ小説、Artus and Zaurが物議をかもしているというニュース。著者はアゼルバイジャン人のAliekper Aliyevさんで、彼はこの小説を書いたことでアルメニアとアゼルバイジャンの両方から脅迫を受…

『おとして↓アプリガール(2)』(望月菓子、スクウェア・エニックス)感想

人工知能『アプリガール』たちを教育する女教師の悪戦苦闘を描くコメディ。新たに百合キャラが出てきたのはいいんですが、「女が好きな女=セクハラ加害者」というステレオタイプにうんざり。同性愛が「シュミ」呼ばわりされているところにもうんざり。

ウガンダの同性愛者、権利を求め抗議集会を実施

2009年3月31日、ウガンダの首都カンパラで、約20人のゲイとレズビアンが同性愛者の権利を求める抗議集会を開いたというニュース。「たった20人?」と思う人もいるかもしれません。でも、これは、ものすごいことなんです。

『天然あるみにゅーむ! (1)』(こむそう、芳文社)感想

女子高拳法部を舞台とする萌え4コマ。いやあ笑った笑った、腹筋痛いです。マリーの妄想癖&奇声癖が面白すぎますし、軽い百合ネタもバリエーション豊富で、とても楽しく読めました。全体的にテンポがよく、さらりと読める構成になっているところもナイス。

スウェーデン、同性婚を合法化

2009年4月1日水曜日、スウェーデンで同性婚が合法化されました。これでスウェーデンは、全国規模で同性婚を認めた世界で7番目の国になります(ちなみに他の6つの国とは、オランダ、ノルウェー、ベルギー、スペイン、カナダ、南アフリカ)。議会では7党のうち…

女装で登校したゲイ生徒、学校を早退させられる

米国フロリダ州で16歳のゲイ生徒Justin Reynoldsさんが女装して登校したところ、学校側から早退させられてしまったというニュース。彼は前日にあらかじめ「女装で登校する」と教師に連絡してあり、その教師からは「クラスメイトたちにゲイとトランスジェンダ…

『ゆゆ式(1)』(三上小又、芳文社)感想

「ゆずこ」「縁」「唯」の3人の女子中学生が繰り広げる、ゆるゆるまったりとした日常漫画。この面白さは新しい……! すっきりと爽やかで、くどさやしつこさが全然ないんですよ。微百合部分も嫌味がなく、とても楽しく読めました。

アンチゲイなカトリック教師、議員を脅迫するも免職されず

米コネチカット州で、2人の議員にホモフォビックな脅迫メールを送って逮捕された26歳の数学教師Timothy Kaneが、それでもクビにはならなかったというニュース。この議員たちは教会の財務や運営のやり方を変える法案を提出しており、同州ブリッジポートの司教…

ジャマイカの性的少数者団体、米国のジャマイカ製品ボイコットに反対の意を表明

ジャマイカの性的少数者団体が、米国で呼びかけられている、「ジャマイカ国内のLGBTバッシングへの抗議として、ジャマイカ製品をボイコットしよう」という運動に反対の意を表明しています。

ジャマイカのLGBT弾圧への抗議のため、米サンフランシスコでジャマイカ製品ボイコット始まる

ジャマイカはLGBTへの弾圧が激しい国です。同性愛は懲役刑をともなう違法行為とされていますし、他の性的少数者やHIV感染者も憎悪と暴力に晒されています。そんなジャマイカに抗議の意を示そうと、米サンフランススコでジャマイカ製品へのボイコットが呼びか…