石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ヴァレンシア・ストリート』(ミシェル・ティー[著]、西山敦子[訳]、太田出版)感想

詩人ミシェル・ティーによる自伝的小説。90年代前半のサンフランシスコのクレイジーなダイク・シーンを綴ったもので、クレイジーすぎてついていけない部分も正直ありました。元々朗読用に書かれた作品なので、音声で聞いた方が楽しめたのかもしれません。

ミッション「一定時間に何人のノンケとキスできる!?」ゲイとレズビアンが勝負(動画)

SheWiredがおもしろいチャレンジの動画を紹介してます。ゲイとレズビアンが街を歩き、一定時間にどれだけたくさんのノンケとキスできるか競うの。

米教育委員会、小説『Two Boys Kissing』を図書館から排除しないと決定

米国バージニア州の教育委員会が、同性愛テーマを持つヤングアダルト小説『Two Boys Kissing』を学校の図書館から排除せよという保護者の訴えを、満場一致で退けました。

『ラブフェロモンNo.5(2)』(岩崎つばさ、双葉社)感想

常軌を逸した匂いフェチのかをりとその彼女・香菜のラブラブバカップル4コマ、最終巻。一部の展開に強引さはあるものの、イベントや新キャラをうまく使って、結末まで無事お話が引っ張られています。1巻と違いトランスフォビアは見受けられませんでした。

おじいちゃんからゲイの孫へ、ちょっと変わった支援のメッセージ

80歳のおじいちゃんが、ある方法でゲイの孫への支援を表明しているビデオが話第を呼んでいます。

『Sweet Little Devil』(南崎いく、一迅社)感想

2学年違いの小夜と律子の恋を描く表題作シリーズの他、『百合姫Wildrose』『コミック百合姫』掲載の短編を取り揃えた1冊。当を得たエロ描写、生き生きしたキャラクタ、きちんと計算されたオープニングとエンディングなどに惚れ惚れしました。

東京レインボープライド2014の報告・報道いろいろ(追記2件あり)

2014日4月27日、東京で「東京レインボープライド」が開催されました。来場者は約14000人、パレード参加者は3000人。パレードでは安部首相夫人がフロートに乗り、イベントフィナーレのステージでは夏木マリさんが熱唱したとのこと。

ウガンダ最高峰にレインボーフラッグ登場

同性愛を終身刑の対象とするウガンダの法律に抗議するため、同国最高峰であるスタンリー山のマルゲリータ峰に登ってレインボーフラッグを立てちゃった人がいます。このマルゲリータ峰は標高5109mで、アフリカ全体でも3番目の高さなんだそうです。

『キラキラ』(竹宮ジン、一迅社)感想

カリスマモデル・リアのファンだったサヤが思わぬ人に惹かれていく表題作の他、全3話の「愛しい人」シリーズも収録。タイトル通りキラキラした恋心の描写は美しいものの、説明台詞が多すぎる点や、キャラの欲求が漠然としすぎている点はマイナス。

レズビアンの元海軍軍人(74)、妻と同じ墓に眠れず

米アイダホ州の退役軍人事業部が、74歳の元米国海軍軍人でレズビアンのマデリン・テイラーさんの、故郷の退役軍人墓地で妻と共に眠りたいという申し出を拒否し続けています。拒否の理由は、「アイダホでは同性婚が認められていないから」。

ポリアモラスなレズビアン3人、第1子誕生予定と発表

米国で昨年3人で結婚式を挙げたポリアモラスな(複数愛の)レズビアンたちが、近々第1子が誕生する予定と発表しました。

『ツインケイク』(青井はな、一迅社)感想

憧れのアイドル・鈴蘭のマネージャーに任命された楓が、やがて鈴蘭と恋仲になるお話。キャラが終始受け身なため人物像が漠然としており、ストーリーは説明台詞の力でかろうじて進んで行くだけです。百合云々以前に、フィクション作品として力がなさすぎ。

ウサギの着ぐるみで元彼の現彼を刺した46歳男性、有罪に

英国でウサギの着ぐるみを着て元彼の現彼に近づき、ナイフで首を刺した46歳男性が逮捕され、懲役8年8ヶ月に処せられました。

王子と王子が愛を発見。ゲイ絵本『The Princes and the Treasure』、世界各国で発売中

ふたりの王子の愛と冒険を描くゲイ絵本『The Princes and the Treasure』(訳すと『王子たちと宝物』)がおもしろそうです。先日紹介した騎士と王子の絵本もいいけど、こっちも読みたいぞ。日本でも買えるし。

漫画『ヤングガン・カルナバル(5)』(佐藤夕子[画]/深見真[原作]、ソフトバンククリエイティブ)感想

小説『ヤングガン・カルナバル』のコミック版第5巻。風樹と山神を倒し、ダニエラを守りきったところで完結です。相変わらずの痛みと残酷さ、そして原作と共通するメッセージがよかった。百合方面でも弓華の活躍が光ってました。

ゲイセックスについて語りすぎ? ウガンダのアンチゲイ牧師、同性愛促進容疑で起訴か

ウガンダで反同性愛法の実現を熱心に呼びかけていた牧師が、こともあろうにその反同性愛法に違反したとして告発されました。この牧師が教会でゲイポルノを見せたり、ゲイセックスについて生々しく語ったりしていたことが、同性愛を促進したとみなされた模様。

ジョディ・フォスター、女性写真家と結婚

米女優ジョディ・フォスターの広報担当が、ジョディが先週末、女性写真家のアレクサンドラ・ヘディソン(Alexandra Hedison)さんと結婚したと公表しました。

英アーティスト、ホモフォビックなツイートを使ってトム・デイリーの肖像画を作成

男性との交際をカミングアウトした英国の飛込競技選手トム・デイリー氏に対し、心ない人たちがホモフォビックなツイートを浴びせました。アーティストのコナー・コリンズ氏がそれらのツイートを使ってデイリー選手の肖像画を制作し、話題になっています。

中国がスラッシュ(やおい)サイト8つを閉鎖、管理人を逮捕

中国で、2014年4月17日の時点で8つのスラッシュ(やおい)サイトが閉鎖され、管理人が逮捕されました。ポルノ規制による取り締まりとのことですが、これらのサイトの大半が小説サイトで、わいせつな画像はほとんどなかったそうです。

『新装版 最後の制服(上・下)』(袴田めら、芳文社)感想

傑作百合群像劇『最後の制服』の新装版。本編に加えて、計40pの描き下ろし、超短編メタ百合小説、没カバーラフなども収録。これらのおまけ部分のエロさと切なさが秀逸で、特に下巻収録の「縛って束ねて、印をつける」とカバーラフがよかったです。

「検査より気まずいこともある」タイのファニーなHIV啓発CM

タイのHIV啓発キャンペーン「TestBKK」がリリースした、HIV検査を呼びかけるCMがおもしろすぎます。※ゲイな絡みや自慰のシーンがあるので、職場で見る方はご注意を。

東京レインボーウィークのCMがハートウォーミングだと話題に

2014年4月26日から始まる東京レインボーウィークのCMがハートウォーミングだと、海外ニュースサイトで話題になっています。

『寒くなると肩を寄せて』(鈴木健也、エンターブレイン)感想

『蝋燭姫』の鈴木健也さんの短編集。昆虫食や結合双生児、聖女の殉教など、世間一般的にはショッキングな素材を扱いつつ、根底に独特の優しさが流れる1冊です。悪魔の娘が人間の娘と仲良くなろうと奮闘する微百合物「少女というより痴女だった」がキュート。

女性の26.5%がバイセクシュアル?(英調査)

バイセクシュアル女性のためのWebサイト「Biscuit」が女性のセクシュアリティーに関しておこなった調査で、女性回答者の26.5%が自分はバイセクシュアルだと回答したそうです。

レズビアンの警察署長を解雇した町長に抗議殺到

米国サイスカロライナ州の小さな町の町長が、勤続20年以上の警察署長をレズビアンだという理由で中傷した上で解雇し、住民や町会議員から抗議されています。

「ゲイだと思った」と4歳児を殺害した母親に終身刑

「ゲイだと思った」という理由で4歳の息子に暴行を加えて死に至らしめた米国オレゴン州の母親が、2014年4月18日、終身刑を言い渡されました。この母親の恋人で、4歳児への暴力に荷担していた男は懲役12年半です。

『ささめきこと(9)』(いけだたかし、メディアファクトリー)感想

女子高生同士のラブストーリー、最終巻。蒼井あずさのある気づきと、モダンで前向きなエンディングがよかったです。「百合は異性愛と違って特別すばらしい/美しい」的な上から目線の勘違い賛美に回し蹴りをくらわすかのごとき、爽快な1冊と言えましょう。

英KFC、店から追い出したレズビアンカップルに謝罪

英国のレズビアンカップルが、「ケンタッキーフライドチキンで、同性愛者であることを理由に店から追い出された」と主張しています。KFCは店員の「熱心すぎた」ふるまいについて謝罪しつつ、追い出したのはセクシュアリティとは無関係としている模様。

日本は世界40ヶ国中10番目に同性愛に「寛容」(米調査)

米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが発表した世論調査によると、日本は世界40ヶ国中10番目に同性愛に寛容な国だとわかりました。

米サンフランシスコのアパレル会社、「ゲイなジーンズ」を発売

米国サンフランシスコのアパレル会社Betabrandが、「ゲイなジーンズ」(Gay Jeans)なる新製品を発表しました。一見何の変哲もないこのジーンズ、実は使用している糸に秘密があるんです。